結婚を考え始めた人なら誰でも気になる結婚にかかる費用。なんとなく結婚式にはお金がかかると聞いていたけど実際にどのくらいかかるのか、あえて目を向けずにいたなんて人はけっこういるのではないでしょうか?
そんな人のために今回は、皆さんが結婚するまでにどのくらいの貯金をしていて、結婚とは実際にどのくらいの費用がかかるものなのか。そして、実はみんな親が支援してくれたりしているのでは?というような疑問についてまで、徹底調査をしてまとめてみました。
今後、結婚を考えている人は、この記事を読んで、是非参考にしてもらえればと思います。
目次
- 1−1.夫婦の結婚費用のための平均貯金額について
- 1−2.単身者の男女別の平均貯金額の実態
- 1−3.結婚相手に求める貯金額について
- 1−3−1.女性が結婚相手に求める貯金額について
- 1−3−2.男性が結婚相手に求める貯金額について
- 1−4.貯金ゼロの男性と結婚したくない女性が大半
- 1−5.今からでも遅くない!結婚のために貯金を開始しよう
- 2−1.結婚式関連にかかるお金の総額について
- 2−2.結婚式関連にかかるお金の内訳について
- 2−3.新生活準備にかかるお金について
- 2−4.結婚するのに必要な金額まとめ
- 3−1.ご祝儀の実態
- 3−2.親の資金支援の実態
- 4−1.結婚にかかるお金の貯金方法について
- 4−1−1.結婚資金を貯めるために、ボーナスは一切手をつけない
- 4−1−2.実家暮らしで、結婚資金を貯める
- 4−1−3.お互い一人暮らしなら同棲の方が結婚資金が貯めやすい
- 4−1−4.デートプランを見直して、結婚資金を貯めよう
- 4−1−5.オークションやフリマで物を整理しながら、結婚資金を貯めちゃう
- 4−2.結婚にかかるお金の節約方法について
- 4−2−1.独身時代の家電や家具をうまく使って、新生活費用を節約
- 4−2−2.結婚式はオフシーズンを狙う(仏滅を気にしない)
- 4−2−3.結婚式のアイテムを手作りして節約しよう
- 4−2−4.見栄を張りすぎないことが節約のポイント
- 4−2−5.究極の節約術「結婚式はしない」
1.結婚するまでの平均貯金額の実態
まずは、結婚資金の貯金の実態についていろいろ調べましたので、まとめたいと思います。
1−1.夫婦の結婚費用のための平均貯金額について
結婚費用のための夫婦の貯金総額として、ゼクシィ結婚トレンド調査によると全国平均では、「100〜200万円未満」が24.1%と最も多く、「200〜300未満」が20.2%、「300〜400万円未満」が14.7%、「400〜500万円未満」が10.9%、「100万円未満」が10.6%と続きます。
図1:全国、地域別の結婚費用のための平均貯金額
また、首都圏平均では、「100〜200万円未満」が21.7%と最も多く、「200〜300未満」が20.1%、「300〜400万円未満」が 13.3%、「400〜500万円未満」が12.9%、「500〜600万円未満」が11.1%、「100万円未満」が10.1%と続き、おおよそ全国平均と同様の傾向にあります。
図2:首都圏の結婚費用のための平均貯金額
1−2.単身者の男女別の平均貯金額の実態
続いて、単身者の男女別の平均貯金額の実態はどうなっているのでしょうか?総務省統計局の全国消費実態調査から数字をピックアップしてご紹介したいと思います。
まず、男性の平均貯金額についてですが、結婚する人が最も多い年代「30歳未満」では平均貯金額は190.8万円となっています。続いて結婚する人が多い世代である「30〜39歳」は616.3万円となっています。また参考として、平均負債額についても紹介しておきます。若い世代を中心として負債を抱えていることがわかります。「30歳未満」で439.6万円、「30〜39歳」で472.7万円の平均負債額となっています。これらの負債に関して主に住宅・土地に関する負債になります。
図3:男性の年齢別の平均貯金額・平均負債額(単身者)
そして、女性の平均貯金額についてですが、結婚する人が最も多い年代「30歳未満」では平均貯金額は138.6万円となっています。続いて結婚する人が多い世代である「30〜39歳」は397.0万円となっています。また女性についても参考として、平均負債額についても紹介しておきます。女性の場合は、若い世代はそれほど負債を抱えておらず、「30歳未満」で81.9万円、「30〜39歳」で33.9万円の平均負債額となっています。これらの負債に関しては男性と同様に、主に住宅・土地に関する負債になります。
図4:女性の年齢別の平均貯金額・平均負債額(単身者)
1−3.結婚相手に求める貯金額について
ここまでは、男女本人の平均貯金額を見てきましたが、次は結婚相手に求める貯金額についてご紹介していきましょう。
1−3−1.女性が結婚相手に求める貯金額について
まず、女性が結婚相手に求める貯金額はどの程度なのでしょうか?マッチアラーム調べのデータによると、最も多いのが「300万円〜500万円未満」で37.2%、続いて多いのが、「100万円〜300万円未満」で30.4%、続いて「500万円〜1000万円未満」が18.3%、「50万円〜100万円未満」が7.8%と続いています。結婚する人が最も多い20代の男性の平均貯金額が190.8万円なので、ちょっと女性からの希望額の方が現実に比べ高いですが、女性からすると300万円〜500万円くらい持っといてくれると理想ということになるのでしょう。
図5:女性が結婚相手に求める貯金額
引用:恋活・婚活に関する調査(2014年11月) マッチアラーム調べ
また、世代別で結婚相手に求める貯金額を見てみると、20代と30代で「100万円〜300万円未満」と「300万円〜500万円未満」のパーセンテージが逆転しています。また、30代を超えると「500万円〜1000万円未満」のパーセンテージが大きくなっています。20代に比べ30代の方がお金にシビアになる傾向があるようです。
図6:女性が結婚相手に求める貯金額(年代別)
引用:恋活・婚活に関する調査(2014年11月) マッチアラーム調べ
続いて、回答者のコメントを見ていくと、最も多いパーセンテージを占める「300万円〜500万円未満」と回答した人のコメントとしては、下記のようなコメントがあるようです。「300万円〜500万円未満」と回答した人は、やはり結婚資金やその後の生活費、子供の教育費等を既にイメージできている人が多い印象を受けます。後述しますが、確かにこれらの費用を考えると貯金はこの程度あるとゆとりがあると思います。
<「300万円〜500万円未満」と回答した女性のコメント>
- 「結婚資金にしたいから」(女性/30代前半/神奈川県)
- 「妊娠中など、共働き出来ない期間に暮らせる金額だから」(女性/20代後半/神奈川県)
- 「将来子供に充分な教育を受けさせたい」(女性/30代後半/山口県)
次に多かった「100万円〜300万円未満」と回答した人のコメントを見てみると、下記のようなコメントがあるようです。「100万円〜300万円未満」と回答した人たちは、あくまでも最低限この程度はあってほしいという感じなのでしょう。
<「100万円〜300万円未満」と回答した女性のコメント>
- 「それくらいあればなんとかやっていけそう」(女性/20代前半/東京都)
- 「同棲や結婚などに最低でも必用な金額だと思う為。」(女性/30代前半/福岡県)
- 「最低このくらいはあって欲しい。」(女性/20代後半/北海道)
1−3−2.男性が結婚相手に求める貯金額について
では一方で、男性が結婚相手に求める金額はどの程度でしょうか?マイナビウーマン調べのデータによると、最も多いのが「貯金がなくてもOK」が30.1%、続いて「100万円以上200万円未満」が21.1%、そして、「400万円以上500万円未満」が9.8%と続きます。
図7:男性が結婚相手に求める貯金額
引用:最低○円!男子が結婚相手に求める貯金額ランキング! マイナビウーマン調べ
それでは、最も多いパーセンテージを占めた「貯金がなくてもOK」と回答した人のコメントをピックアップしてみましょう。お金がなくても愛があれば大丈夫的な人や、結婚してからしっかりお金を貯められれば良い、金銭感覚があれば良いという認識の人が多いようです。
<「貯金がなくてもOK」と回答した男性のコメント>
- 「愛はお金ではない」(33歳/機械・精密機器/技術職)
- 「それぞれ人生を背負っているわけだからその背負っている内容によって多い少ないがあるのは当たり前。金銭感覚がしっかりとしているのであれば結婚後にいくらでも貯めることができる」(37歳/金融・証券/営業職)
続いて多いパーセンテージを占めた「100万円以上200万円未満」と回答した人のコメントをピックアップしてみましょう。「100万円以上200万円未満」と回答した人は、結婚生活にかかるお金について比較的シビアに考えている人が多く、二人でお金を出し合ってやっていくことを考えている人なのでしょう。
<「100万円以上200万円未満」と回答した男性のコメント>
- 「新しい生活をはじめるのに必要だと思うから」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
- 「年齢にもよるが、結婚資金のために百万は持っていてほしい」(28歳/警備・メンテナンス/技術職)
- 「結婚生活の準備に必要なお金の一部は負担してほしいから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
1−4.貯金ゼロの男性と結婚したくない女性が大半
男性の中には、「結婚相手に貯金がなくても大丈夫」という人がいることが明らかになりましたが、一方で、女性は全く貯金がない相手と結婚できる人はどのくらいいるのでしょうか?この点について調べていく中で、ズバリ聞いているアンケート結果が公開されていたので、紹介したいと思います。その結果としては下記の通りで、「貯金ゼロの男性と結婚できる」人は14.0%、「できない」人は86.0%という結果のようです。まぁそうですよね。男性の皆さん、貯金しましょうね。
図8:「貯金ゼロ」の男性と結婚できるか
引用:好きだけじゃどうにもなんない!「貯金ゼロ」の男性と結婚できる女性⇒14.0% マイナビウーマン調べ
1−5.今からでも遅くない!結婚のために貯金を開始しよう
ここまで結婚のための平均貯金額をテーマに書いてきましたが、皆さんの貯金額が今何円であるにせよ、今からでも良いのでコツコツ貯金をし始めることが重要なのは分かったと思います。これから、結婚にかかるお金の実態や、お金を貯めるコツについても紹介していきますので、これらを読んで今日からでも貯金を開始しましょう。
2.結婚にかかるお金の実態
さぁ貯金しなくては!と思っても、どの程度あれば安心なのかということを知らないと始まりませんよね。ここでは簡単に結婚にはどのくらいの費用がかかるのかをご紹介して、皆さんに目安をイメージできるようになってもらえればと思います。
2−1.結婚式関連にかかるお金の総額について
まず、下記に結婚関連(結納・婚約〜新婚旅行)でかかった費用の総額分布を示したものを載せたいと思います。全国で見てみると最も多いパーセンテージを占めるのは、「400〜500万円未満」で24.1%となっています。続いて多いのが「500〜600万円未満」で17.8%、続いて「300〜400万円未満」で17.5%、「200〜300万円未満」で13.0%と続きます。
図9:地域別の結婚関連でかかった費用の総額分布
首都圏で見てみても、最も多いパーセンテージを占めるのは、「400〜500万円未満」で20.2%となっています。続いて多いのが「300〜400万円未満」で17.8%、続いて「500〜600万円未満」で15.8%、「200〜300万円未満」で13.1%と続き、全国と大きな違いはありません。
図10:首都圏の結婚関連でかかった費用の総額分布
2−2.結婚式関連にかかるお金の内訳について
次に、結婚式関連にかかるお金について、もう少し細かく見てみましょう。下記に結婚式関連にかかる費用の平均額について、項目に分けたデータを載せます。
まず、「婚約指輪」は首都圏平均は37.7万円、全国平均は34.0万円となっています。そして、「結婚指輪(2人分)」は首都圏平均は26.0万円、全国平均では21.2万円となっています。「挙式、披露宴・披露パーティー総額」は首都圏平均で370.7万円、全国平均で352.7万円となっています。「挙式料」は、首都圏平均で32.3万円、全国平均で29.2万円。「料理+飲み物(1人あたり)は首都圏平均で1.9万円、全国平均で1.8万円。「新婦の衣装」は首都圏平均で43.5万円、全国平均で46.1万円。「新郎の衣装」は首都圏平均で16.5万円、全国平均で16.6万円。「ブライダルエステ」は首都圏平均で9.2万円、全国平均で8.6万円。「ギフト(1人あたり)」は首都圏平均で0.7万円、全国平均も0.7万円。「ブーケ(1個あたり)」は首都圏平均で3.2万円、全国平均で2.9万円。「会場装花」は首都圏平均で18.8万円、全国平均で17.4万円。「ウェルカムアイテム」は首都圏平均で1.7万円、全国平均で1.6万円。「スナップ撮影(事業者に支払った費用)」は首都圏平均で22.4万円、全国平均で22.1万円。「ビデオ撮影(事業者に支払った費用)」は首都圏平均で19.f4万円、全国平均で18.7万円。「新婚旅行」は首都圏平均で62.6万円、全国平均で60.6万円となっています。
さらに細かい結婚式関連の費用については、また別記事にて書きたいと思います。
図11:結婚関連でかかた費用の項目別平均費用
2−3.新生活準備にかかるお金について
結婚にかかるお金は、結婚式や新婚旅行のお金だけではありません。二人で新しい生活を開始するためにお金も考慮しておかないといけません。では、新生活の準備にかかる費用はどの程度なのでしょうか?下記の表の通り、新生活準備にかかった費用は「50万円未満」という方が41%を占めるようです。続いて、「50〜100万円未満」という人が29.8%、そして「100〜150%万円未満」が14.1%、「150〜200万円未満」が9.8%と続きます。
さらに細かい新生活準備に関わる費用については、また別記事にて書きたいと思います。
図12:新生活準備のためにかかった費用
2−4.結婚するのに必要な金額まとめ
これらの実績から、これから結婚する人たちが一般相場の結婚式等を行うためには、「450〜650万円」程度のお金を用意しないといけないと考えられます。これを一つの目安として二人でコツコツと貯金をしていきましょう。さらに詳細な結婚関連の各種費用については、別記事にてまとめたいと思います。
3.結婚式の貯金が足りないときは?
ここまで、お読みになっていただいて、薄々お気付きの人や焦ってきた人はお多いと思います。まずは「450〜650万円」程度のお金を用意しましょうと言われても、そんな大金用意できるかな?と思っている人は多いでしょう。実際に、この記事の冒頭でもご紹介した通り、ゼクシィの調査によれば、結婚費用のための夫婦の貯金総額で最も多いのが「100〜200万円未満」というゾーンでしたね。「450〜650万円」との差は歴然です。
では、どのようにして「100〜200万円未満」しかお金がないのにもかかわらず結婚式を挙げることができているのでしょうか?それは、ご祝儀を結婚式資金に充てたり、親からの資金援助を受けている人が多いからです。
3−1.ご祝儀の実態
もしお金が足りないとしても、ご祝儀を結婚式の費用に充てればお金が足りるという人は多いと思います。実際に、ご祝儀の相場は下記のようになっていて、一人仮に30000円として80人のゲスト数だったとしてもご祝儀だけで、240万円になります。皆さん、貯金だけではなく、このご祝儀を結婚関連資金にうまく充ててやりくりをしているのです。ただし、ご祝儀は結婚式のあとにもらえるお金だということを忘れずに(結婚式場は前払いのところも多いですので。)。
<一般的なご祝儀の相場>
- 兄弟から:30000〜50000円
- 祖父母から:50000〜100000万円
- 親戚から:30000〜100000万円
- 新婦友人から:30000円
- 新郎友人から:30000円
- 会社の上司から:30000〜100000円
- 会社の同僚・部下から:30000円
- 近所の方から:30000〜50000円
- 恩師から:30000〜50000円
- 親の友人から:30000〜50000円
※夫婦で出席していただく場合:50000〜100000円
3−2.親の資金支援の実態
ご祝儀以外にも重要になってくるのは親の資金援助になります。実際にどのくらいの方が親から支援を受けているのでしょうか?下記にゼクシィの調査データを示します。この調査データによると、全国で約75%の人が親・親族からの資金援助を受けているようです。
図13:結婚費用に対する親・親族からの援助の有無(地域別)
また、どのくらいの金額を親・親族から援助受けているのでしょうか?下記にゼクシィの調査データを示します。最も多いパーセンテージを占めているのが「100〜200万円未満」で35.8%、続いて多いのが「200〜300万円未満」で24.4%、そして「100万円未満」が19.9%、「300〜400万円未満」が11.3%と続きます。全国平均で見ると183.9万円もの資金援助を受けていることがわかります。
図14:結婚費用に対する親・親族からの援助総額(地域別)
このように貯金額が足りなかったとしてもご祝儀や親の資金援助を受けることで、なんとか結婚式や新生活の準備を行うことは可能です。ただし、これらに頼り過ぎずに、まずは自分たちで着実にコツコツとお金を貯めていくことが重要なのは言うまでもありませんね。
4.結婚にかかるお金の貯金・節約方法
さぁ、それでは結婚にかかるお金をうまく貯めていくための方法やうまく節約する方法をご紹介していこうと思います。
4−1.結婚にかかるお金の貯金方法について
まず、結婚にかかるお金の貯金方法についてご紹介します。基本的な貯金方法については、別記事「確実に貯まる!20代の貯金を成功に導く9つの手順【決定版】」でご紹介している下記「貯金を成功に導く9つの手順」を参考にしてもらえればと思います。
<貯金を成功に導く9つの手順>
- まずは何にどれだけのお金を使っているかを把握しよう
- 20代の理想の家計プロポーションを知ろう
- 固定費から見直そう
- 変動費はリバウンドに気をつけながら徐々に節約しましょう
- 自己投資はケチらない!
- 貯金用の口座を用意しよう
- 毎月の貯金額をまず確保してからお金を使おう
- クレジットカードは絶対一括払い。賢く使おう
- これを機会にお金についての知識を少しずつ身につけていこう
ただし、今回はその他、特に結婚にかかるお金を貯める際のポイントについていろいろご紹介したいと思います。下記のようなポイントを押さえることが、結婚資金を貯める上で有効な方法になります。
<結婚にかかるお金を貯める際のポイント>
- ボーナスは一切手をつけない
- 実家の人はできるだけ実家暮らし
- 一人暮らしの人は同棲をする
- デートプランを見直す
- オークション&フリマを活用
etc…
4−1−1.結婚資金を貯めるために、ボーナスは一切手をつけない
結婚資金のようなまとまったお金を貯めていくには、コツコツ貯金するのはもちろん重要なのですが、ボーナスをもらえる人は、これをまるっと貯金に回すのがインパクトがあります。ポイントとしては、一切手をつけずに貯金をするということです。ボーナスというのは不思議なもので、ちょっとだけ手をつけると、そのちょっとが積み重なって、いつの間にかボーナスがすっからかんになっているものです。結婚資金を貯めるためにも今年はボーナスに一切手をつけないという方法を取ってみてはいかがでしょうか?
4−1−2.実家暮らしで、結婚資金を貯める
一人暮らしをしたほうが、金銭感覚やお金のやりくり上手になれるのは間違いないですが、やはり実家暮らしというのは家賃や光熱費等の固定費が一気に減るため、かなり貯金しやすくなります。ラッキーにも実家が職場等に通える距離内にある場合には、その時期は一人暮らしをやめて実家暮らしにするのも有効な方法といえるでしょう。
4−1−3.お互い一人暮らしなら同棲の方が結婚資金が貯めやすい
お互い一人暮らしの場合、お互いで家賃や光熱費を払っているので、お互いの家賃や光熱費を合わせると月20万円近く払っている場合があります。この場合は、同棲したほうがお金は貯まりやすくなりますよね。結婚後の新生活のことも考えると先に同棲しておけば引っ越しや新居についても結婚後考えなくて済みますし、なにより結婚式等の準備もしやすくなり、二人で連携していろいろ準備できるようになるでしょう。
4−1−4.デートプランを見直して、結婚資金を貯めよう
毎月コツコツお金を貯めていく上で、デートプランを見直して、お金がかからないけど楽しめるデートプランを組んでみるのはどうでしょう?例えば下記のような節約デートなんかがオススメです。
- 「100円ショップデート」:まずは100円ショップでいろいろ物色した上で、その100円ショップで買ったものを使って遊ぶ。バドミントンやフリスビーを公園でやったり、デザートの素を使って、二人でデザートを作ったり。
- 「手作り弁当ピクニック」:その名の通り、手作りのお弁当を持って、公園とかでレジャーシートを広げて、まったりピクニック。
- 「DVDを借りてホームシアター」:映画館には行かず、家でホームシアターしてみるのはいかがでしょう?
- 「金額を決めて、ぶらり途中下車の旅」:予算を決めて、その予算を一つの財布に入れて、ぶらり途中下車の旅に出ます。予算が決まっていると、いつも食べないようなものを食べてみたり、いろいろ二人で協力しなくてはならない場面ができたり、ゲーム感覚でとても新鮮なデートになるかも。
- 「図書館で本借りてカフェでまったり」:図書館で借りれば本はタダなので、コヒー一杯分で二人でまったり読書タイム。
4−1−5.オークションやフリマで物を整理しながら、結婚資金を貯めちゃう
結婚式後の新居での生活のために、身の回りの物を整理しながら、結婚資金を貯めれるのがオークションやフリマです。今はフリマアプリもたくさん出ていますので、誰でも気軽にオークションやフリマに出品できるようになっています。いらないものをフリマでお金に変えて、身の回りを整理しながら、結婚資金貯めることができて一石二鳥ですね。
4−2.結婚にかかるお金の節約方法について
続いて、結婚にかかるお金の節約方法についてご紹介したいと思います。節約方法としてオススメなのは下記のようなものがあります。
<結婚にかかるお金を節約する際のポイント>
- 独身時代の家電や家具をうまく使う
- 結婚式はオフシーズンを狙う(仏滅を気にしない)
- 結婚式にアイテムはなるべく自分で用意する。
- 見栄を張りすぎない
- 結婚式はしない
etc…
4−2−1.独身時代の家電や家具をうまく使って、新生活費用を節約
新生活が始まったら、新しい家具や家電を買って〜といろいろな想像を巡らすと思いますが、独身時代の家電や家具は最大限活用することが節約のポイントになります。何気に、独身時代の家電や家具で事足りてしまう夫婦も多いようです。
4−2−2.結婚式はオフシーズンを狙う(仏滅を気にしない)
結婚式は人気のあるシーズンとオフシーズンの価格の差が大きいです。さらに仏滅なら尚更安いです。具体的には下記の4つの時期を狙うと費用が安くなり、場合によってはピークの半額以下の費用になる可能性すらあります。結婚式の費用を抑えたい人はこのような人気のない日取りを狙っていくのも良いでしょう。ただし、本人が良くてもご両親が「仏滅は絶対にダメだ」ということもあるので、事前に日取りについてはご両親と話し合いをしておいたほうが良いでしょう。
<結婚式が安くなる時期>
- オフシーズン(8月、12月〜2月)
- 仏滅
- 平日
- 直近
4−2−3.結婚式のアイテムを手作りして節約しよう
結婚式のアイテムは自分でけっこう作れてしまうものがあったりします。例えば二人のプロフィールムービーだったり、各種ペーパーアイテム(招待状や席札、席次表)、ウェルカムボード等です。結婚式への準備時間が少ない場合は、これらのものを自分たちで用意するのは難しいかもしれませんが、もし時間があるのであれば、自分たちでこれらのアイテムを用意して節約しちゃいましょう。
ただし、これら手作りアイテムに対して、持ち込み料がかかる場合がありますので、事前に会場には確認を取っておきましょう。
4−2−4.見栄を張りすぎないことが節約のポイント
結婚式は、見栄を張れば張るほど費用がかかっていくものです。ただし、自分がゲストとして参加する場合に、意外と気になる場所は限られてくると思います。具体的には会場へのアクセスしやすさ、会場スタッフの対応、料理の量・質、引き出物等でしょうか?ゲストが気になる部分はまず押さえて、その他は予算が許す範囲内で調整して優先順位を明確にした上で、見栄を張りすぎないようにしましょう。
4−2−5.究極の節約術「結婚式はしない」
最近は、究極の節約を行っている人も増えてきています。それは「結婚式はしない」というものです。現実を考えると、結婚後、子育てや住宅購入等さらに大きな出費のタイミングが待っています。そこに備えるという意味でも、結婚式が必要ないと考えるのであれば、「結婚式をしない」という選択も一つの選択肢といえるでしょう。
5.まとめ
今回は、結婚にかかる費用やその貯金実態等について、いろいろ調査してまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?結婚関連にかかる費用は450〜650万円程度という中で、実際の貯金実態はこの約半分。ご祝儀や親の支援を受けてなんとか結婚式をやっている現状を考えると、結婚する二人が協力して、可能な限りお金を貯めて、よく話して、結婚式にかかる費用を節約していくことが重要な気がしました。
そして、結婚後にはもっとお金がかかる数々のイベントがあります。特にこれから結婚をする20代、30代の人は別記事「確実に貯まる!20代の貯金を成功に導く9つの手順【決定版】」でも書いている通り、親世代に比べるとお金が貯まりにくい環境にあると言えます。この結婚資金を貯める機会に、なんとか貯金する習慣を身につけて、これからの人生を充実したものにしていきましょう。
今回の記事がこれから結婚をする人たちにとって、少しでも役に立ってくれればと思います。