【最新版】クラウド型会計ソフトを45項目で徹底的に比較!

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個人事業主の方、副業されている方にとって「確定申告」は非常に手間がかかり毎年3月はとても忙しい時期かと思います。さらに、今まで白色申告を選んでいた方も2014年より記帳や帳簿等の保存が義務付けられ、今まで以上に「確定申告」に手間がかかるようになってきています。

「確定申告」が非常にわかりやすい作業であれば、まだ良いのですが、記帳をしようと思っても「複式簿記?」「貸方?借方」「総勘定元帳?」という感じで、そこそこの専門知識が必要になります。また、Excel等の表計算ソフトを用いて記帳している方もいるかと思いますが、取引が増えれば増えるほど作業も膨大になり、手入力からくる記帳ミスの心配も出てきます。「経理の専門知識がなくても簡単に確定申告する方法はないの?」「自動化したり記帳をもっと楽にできないの?」そんな声に応えるべくして登場したのが「クラウド型会計ソフト」です。近年急激に利用者を伸ばしており話題になっています。

そこで今回は、そんなクラウド型会計ソフトについて、徹底的に調査してまとめたものを記事にしたいと思います。そもそもクラウド型会計ソフトとは何なのか?クラウド型会計ソフトのメリットやデメリット、そして主要なクラウド型会計ソフトについて徹底比較して、ユーザーのタイプによってどのクラウド型会計ソフトがおすすめなのかをまとめてみました。是非、確定申告をスムーズに行いたい方、日々の記帳業務を効率化したい方、クラウド型会計ソフトについていろいろ比較したいと思っていた方は、参考にしていただければと思います。

目次

1.クラウド型会計ソフトとは

  • 1-1.クラウド型会計ソフトのメリット
  • 1-2.クラウド型会計ソフトのデメリット
  • 1-3.クラウド型会計ソフトが特に向いている人

2.主要なクラウド型会計ソフトのご紹介

  • 2-1.freeeのご紹介
  • 2-2.MFクラウド会計/確定申告のご紹介
  • 2-3.やよいの青色申告/白色申告 オンラインのご紹介

3.クラウド型会計ソフトの歴史の比較

4.クラウド型会計ソフトのシェアの比較

5.クラウド型会計ソフトの料金の比較

  • 5-1.月額利用料、年額利用料について
  • 5-2.アカウント増設について
  • 5-3.クラウド型会計ソフトの料金比較まとめ

6.クラウド型会計ソフトのサポートの比較について

  • 6-1.サポートの種類について
  • 6-2.各種サポートの対応時間について
  • 6-3.各種サポートの返答スピードについて
  • 6-4.業務相談の可否について
  • 6-5.画面共有サポートの可否について
  • 6-6.クラウド型会計ソフトのサポートの比較まとめ

7.クラウド型会計ソフトの無料機能で比較

  • 7-1.無料プランの有無と無料トライアル期間について
  • 7-2.データ保持期間について
  • 7-3.月間の仕訳件数の制限について
  • 7-4.データの入出力の制限について
  • 7-5.サポートについて
  • 7-6.決算書、確定申告書の作成について
  • 7-7.領収書のデータ保存件数について
  • 7-8.アカウント数の制限について
  • 7-9.クラウド型会計ソフトの無料機能で比較まとめ

8.クラウド型会計ソフトの基本機能の比較

  • 8-1.確定申告機能について
  • 8-2.消費税申告機能について
  • 8-3.データのインポート機能について
  • 8-4.データのエクスポート機能について
  • 8-5.クラウド型会計ソフトの基本機能の比較まとめ

9.クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携の比較

  • 9-1.自動読み込み連携対応している銀行について
  • 9-2.自動読み込み連携対応しているクレジットカードについて
  • 9-3.自動読み込み連携対応しているその他Webサービスについて
  • 9-4.自動読み込み方法の比較
  • 9-5.自動読み込みエラーの発生頻度について
  • 9-6.クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携機能の比較まとめ

10.クラウド型会計ソフトの仕訳機能の比較について

  • 10-1.仕訳の一括登録について
  • 10-2.勘定科目の自動提案について
  • 10-3.勘定科目の自動登録について
  • 10-4.仕訳の簡単手入力機能について
  • 10-5.振替伝票入力機能について
  • 10-6.クラウド型会計ソフトの仕訳機能の比較まとめ

11.クラウド型会計ソフトの請求書の発行の比較について

12.クラウド型会計ソフトのモバイル対応の比較について

  • 12-1.ブラウザ利用におけるモバイル対応について
  • 12-2.モバイルアプリについて
  • 12-3.クラウド型会計ソフトのモバイル対応の比較まとめ

13.比較表まとめ

14.タイプ別おすすめのクラウド型会計ソフト

  • 14-1.freeeが向いているタイプの人とは?
  • 14-2.MFクラウド会計/確定申告が向いているタイプの人
  • 14-3.やよいの青色申告/白色申告 オンラインが向いているタイプの人

15.まとめ

1.クラウド型会計ソフトとは

まずは、そもそもクラウド型会計ソフトとは何なのかについて改めて簡単にご説明したいと思います。(もう知っているよという方は飛ばしていただければと思います。)

実は、近年クラウド型会計ソフトの導入が進んでいるとはいえ、日本国内ではまだまだ10%未満の利用率と言われています。(2016年3月時点)。しかし、その一方でアメリカでは既に60%以上の利用率と言われており、今後2〜3年で日本国内においても、急激に利用者は増えるだろうと言われています。

これまでの会計ソフトといえば、ソフトをPCにインストールして使用する「インストール型」の会計ソフトが主流でした。しかし、ここ数年でインターネットからログインして使用する「クラウド型」の会計ソフトが話題を集めるようになり、「結局、どちらのタイプが使いやすいのか?自分に合っているのか?」と迷っている人も多いのではないでしょうか?そこでまず、クラウド型の会計ソフトのメリットについてご紹介していきたいと思います。

1-1.クラウド型会計ソフトのメリット

主なクラウド型会計ソフトのメリットは下記になります。

<クラウド型会計ソフトのメリット>

  • パソコンにインストールする必要がない(インターネット経由でブラウザでログインすれば、どこからでも、どのデバイスからも、どのOSでも使える)
  • データはクラウド上に保存されるので、バックアップの必要がない(パソコンが壊れてもデータはクラウド上にあるので安心)
  • 常に最新版のソフトを使用することができる(税法等が変わってもバージョンアップの必要がない)
  • ネットバンキングやクレジットカードと連携をして、自動でデータを取得して自動で仕訳してくれるため作業効率化、時短できる(専門知識がなくても簡単に記帳できるものもある)

このように見ると良いことだらけのようですが、デメリットは何かあるのでしょうか?

1-2.クラウド型会計ソフトのデメリット

主なクラウド型会計ソフトのデメリットは下記になります。

<クラウド型会計ソフトのデメリット>

  • ランニングコストがかかる
  • セキュリティに不安がある?
  • インターネット回線の状況が悪いと手入力が遅くなる可能性がある

強いて言うならば、上記がクラウド型会計ソフトのデメリットになると思いますが、ランニングコストがかかると言っても月額800円程度から利用できますし、税法の改正等によりソフトウェアのアップデートがあった場合、インストール型の場合アップデート版を購入しないといけないので、どちらがお得かは一概に言えないかと思います。また、クラウド型の場合セキュリティに不安があると思われる方も多いですが、企業が管理しているサーバーと自分のパソコンどちらの方がセキュリティ対策をしっかりしているかを考えれば、一目瞭然だと思います。そう考えるとデメリットはほぼないと言って良いと思います。

1-3.クラウド型会計ソフトが特に向いている人

「クラウド型会計ソフト」は上記のメリットで触れたようにネットバンキングやクレジットカード、POSレジアプリ等と同期・連携することで、取引情報を自動取得・自動仕訳することが可能です。よって専門知識がなくても簡単に仕訳することができ、効率化を実現できます。ただし、現金取引が多いと結局手入力が多くなってしまうため、現金取引が多い人は、そこまでクラウド型会計ソフトのメリットを実感できないかもしれません。

また、インターネット環境さえあれば場所やデバイスを選ばず使える点もクラウド型会計ソフトの特徴の一つです。移動中の隙間時間でも作業したいという方なら「クラウド型」は便利でしょう。

<クラウド型会計ソフトが特に向いている人>

  • ネットバンキングやクレジットカードでの決済が多い人
  • 経理についての専門知識がなく、簡単に記帳したい人
  • 移動中の隙間時間でも作業をしたい人
  • 複数のデバイスで作業をすることが多い人

<クラウド型会計ソフトのメリットを実感しにくい人>

  • これまでに使い慣れている会計ソフトがある人
  • 現金での支払いが多い人

2.主要なクラウド型会計ソフトのご紹介

それでは、主要なクラウド型会計ソフトにはどのようなものがあるのでしょうか?下記に主要なクラウド型会計ソフトをまとめたいと思います。

<主要なクラウド型会計ソフト>

  • freee(freee株式会社)
  • MFクラウド会計/確定申告(株式会社マネーフォワード)
  • やよいの青色申告/白色申告 オンライン(弥生株式会社)

これらの3つのソフトが、現在日本でシェアの高い主要なクラウド型会計ソフトになります。ここからは各々のソフトのリリース日や運営会社等について簡単に概要をご紹介をしていきたいと思います。

2-1.freeeのご紹介

引用:会計ソフト freee (フリー)ホームページ

クラウド型会計ソフト「freee」は株式会社freee(旧CFO株式会社)により、2013年3月19日にリリースされました。創業者は佐々木大輔氏。佐々木大輔氏は、一橋大学商学部を卒業後、博報堂に入社し、CLAキャピタルパートナーズにおいて投資アナリスト、株式会社ALBERTの執行役員/CFOを経て、2008年Googleに入社、APAC地域の中小企業向けマーケティング統括担当を経て、2012年7月に株式会社freeeを設立しています。Forbes Japanの「日本の起業家ランキング2016」でTOP10にランクインする等注目の起業家です。Google時代に海外先進国に比べ、日本の中小企業のバックオフィスの効率化が遅れていることに注目し、中小企業の経営者が本業に集中できるような全く新しいクラウド型会計ソフトを作って、中小企業のバックオフィスを自動化したいという使命を持ってクラウド型会計ソフト「freee」は作られました。

「会計のことを知らない人でも使える」というコンセプトのもとに開発され、会計知識のない個人事業主の利用者が多いですが、今後、法人を多数抱える会計事務所との連携を強化し、法人ユーザーも増加が見込まれています。

2-2.MFクラウド会計/確定申告のご紹介

MFクラウド会計/確定申告のホームページ

引用:会計ソフトMFクラウド会計/確定申告のホームページ

クラウド型会計ソフト「MFクラウド会計/確定申告」は株式会社マネーフォワードにより、2014年1月27日にリリースされました(当初の製品名は「マネーフォワードfor BUSINESS」)。創業者は辻庸介氏。辻庸介氏は、京都大学農学部を卒業後、ソニーの経理部、マネックス証券CEO室へ出向を経て、マネックス証券に転籍。その後、ペンシルベニア大学ウォートン校にてMBAを取得後にマネックス証券のCOO補佐、マーケティング部長を経て株式会社マネーフォワードを設立しました。辻庸介氏は、留学前から日本にはお金について教育を受ける場所やチャンスが少ないと感じていて、お金に関する知識や情報を提供・共有するようなユーザーサイドの食べログとかクックパッドみたいなサービスを作りたいと思っていたようです。そんな中で生まれたのが家計簿アプリ・家計簿ソフトの「マネーフォワード」であったり、クラウド型会計ソフトの「MFクラウド会計/確定申告」になります。

辻庸介氏は金融畑出身のため、コンプライアンスを守り、無理をしないタイプの人間ということのようで、クラウド型会計ソフトとしては後発ながら堅実すぎる開発のためfreeeや弥生に比べ認知度やシェアが伸び悩む傾向にあるようです。ただし、今後、その姿勢がシェアを高めていくでしょう

2-3.やよいの青色申告/白色申告 オンラインのご紹介

やよいの青色申告/白色申告オンラインのホームページ

引用:会計ソフトやよいの青色申告/白色申告オンラインのホームページ

クラウド型会計ソフト「やよいの白色申告 オンライン」は弥生株式会社から、2014年1月14日に、「やよいの青色申告 オンライン」は2014年10月16日にリリースされました。

弥生株式会社は、インストール型の会計ソフトにおいては「弥生会計」で圧倒的なシェアを持っています。弥生株式会社はもともと独立系の中小ソフトメーカーでしたが、外資系(インテュイット)、MBO、堀江貴文氏(ホリエモン)最盛期のlivedoorと買われて、その後もまた外資系企業に買われていったのですが、2014年11月にオリックスが買収し、オリックス傘下に入りました。

クラウド型会計ソフトとしては後発ですが、過去のソフトとの整合性を取りながら開発するためどうしてもfreeeやマネーフォワードに比べ開発スピードは遅れてしまうようです。ただし、「お客さんの事情や要求に合わせてインストール型でもクラウド型でも安定して供給するのがトップメーカーの務めである」という考え方で、慎重に安定した開発を進めて、現在抱える膨大な顧客に対して満足してもらえるソフトを提供していくというスタンスを貫いています。

3.クラウド型会計ソフトの歴史の比較

それでは、ここから本格的に主要な3つのクラウド型会計ソフトを比較していきたいと思います。まずは歴史等について比較していきたいと思います。

freeeを運営するfreee株式会社の創業年は2012年です。MFクラウド会計/確定申告を運営する株式会社マネーフォワードの創業年は2012年です。やよいの青色申告/白色申告 オンラインを運営する弥生株式会社の創業年は1978年(前進である株式会社日本オールシステムズの創業年。2007年に現在の会社名に変更)です。

各クラウド型会計ソフトのリリース日はfreeeが2013年3月19日、MFクラウド会計/確定申告が2014年1月27日、やよいの白色申告 オンラインが2014年1月14日、やよいの青色申告 オンラインが2014年10月16日で、青色申告に対応しているソフトのリリース順ではfreee、MFクラウド会計/確定申告、やよいの青色申告 オンラインという順にリリースされたことになります。

図1:主要なクラウド型会計ソフトの歴史の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

主要なクラウド型会計ソフトの歴史の比較について

4.クラウド型会計ソフトのシェアの比較

続いて、シェアについて比較してみたいと思います。現在の利用者数で比較してみるとやよいの青色/白色申告 オンラインの利用者数は150万ユーザー(2017年8月時点)、freeeは80万事務所(2017年4月時点)、MFクラウド会計/確定申告は直近の利用者数が公開されていないため少し古いデータになりますが、2015年8月時点で40万ユーザーになっています。弥生はやよいの白色申告 オンラインが無料なため、ユーザー数が多いということもあるかもしれないが、現在公開されている情報だけで比較するとやよいの青色申告/白色申告 オンラインの利用者数が一番多いと言えるかもしれません。

ただし、各社で自分たちがシェアNo.1的なことを謳っており、2016年7月に株式会社デジタルインファクトが調査した「クラウド型会計ソフトの利用動向調査」によるとfreeeのシェアが40.9%、MFクラウド会計/確定申告のシェアが13.0%、やよいの青色申告/白色申告 オンラインのシェアが25.5%となっておりfreeeがシェアNo.1となっていることが分かります。また別の調査、2016年12月に株式会社MM総研が調査した「クラウド会計ソフトの利用状況調査」によると、freeeのシェアは16.9%、MFクラウド会計/確定申告のシェアは19.9%、やよいの青色申告/白色申告 オンラインのシェアは52.8%となっておりやよいの青色申告/白色申告 オンラインがシェアNo.1となっていることが分かります。また別の調査、2017年5月に株式会社実務経営サービスが調査した

「クラウド会計ソフトの導入状況に関するアンケート調査」によるとfreeeのシェアが22.7%、MFクラウド会計/確定申告のシェアが34.9%、やよいの青色申告/白色申告のシェアが11.6%となっており、MFクラウド会計/確定申告がシェアNo.1になっていることが分かります。このように調査ごとにシェアNo.1が変わるということは、まだ圧倒的なシェアNo.1は存在しないということなのでしょう。

続いて、認知度で比較するとどうなのでしょうか?2015年8月に株式会社マネーフォワードが調査した「クラウド型会計ソフトの利用意向に関する調査2015」によると、freeeの認知度は37%、MFクラウド会計/確定申告の認知度は39%、やよいの青色申告/白色申告 オンラインの認知度は20%となっており、MFクラウド会計/確定申告の認知度が最も高いという結果になっています。ただし、圧倒的に認知度の差があるかというと微妙な差になっており、この調査は2015年8月時点のもののため、その後テレビCM等を積極的に実施したfreeeは認知度が非常に高まっている可能性もあります。クラウド型会計ソフトの認知度は高まってきていますが、圧倒的な認知度1位はまだ確立されていないというのが現状と言えるでしょう。

図2:主要なクラウド型会計ソフトのシェアの比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

主要なクラウド型会計ソフトのシェアの比較について

参考:利用者数の元データについて

freeeの利用者数の元データ

MFクラウド会計/確定申告の利用者数の元データ

やよいの青色申告/白色申告の利用者数の元データ

参考:各種シェア調査について

調査Aについて:第四回 クラウド型会計ソフトの利用動向調査(2016年7月、株式会社デジタルインファクト)

調査Bについて:クラウド会計ソフトの利用状況調査(2016年12月、株式会社MM総研)

調査Cについて:クラウド会計ソフトの導入状況に関するアンケート調査(2017年5月、株式会社実務経営サービス)

参考:認知度の調査について

クラウド型会計ソフトの利用意向に関する調査2015(2015年8月、株式会社マネーフォワード)

5.クラウド型会計ソフトの料金の比較

続いて、各々の月額利用料や年額利用料、アカウント追加にかかる費用等の料金についての比較をしてみたいと思います。

5-1.月額利用料、年額利用料について

まずは、各ソフトのプランごとの月額利用料、年額利用料について比較してみましょう。

freeeには3つのプランが有り、最も安いプランが「スターター」プランになります。「スターター」プランは月額利用料が980円(税別)で、年間で契約すると年額利用料が9800円(税別)で月ごとで契約するよりもお得になっています。「スターター」プランの一つ上位のプランは「スタンダード」プランになります。「スタンダード」プランは月額利用料が1980円(税別)で、年間で契約すると年額利用料が19800円(税別)になります。さらに上位のプランとして「プレミアム」プランが存在します。「プレミアム」プランには月間契約が存在せず、年間契約のみで年間利用料が39800円となっています。

MFクラウド会計・確定申告にも3つのプランが存在し、最も安いプランが「フリープラン」で月額利用料無料のプランになります。「フリープラン」の一つ上位のプランは「ベーシックプラン」になります。「ベーシックプラン」は月額利用料が800円で、年間で契約すると年額利用料が8800円(税別)となります。そしてさらに上位のプランが「安心電話サポート付きベーシックプラン」になります。「安心電話サポート付きベーシックプラン」は月額プランはなく、年額利用料が17200円(税別)になります。

やよいの青色申告 オンライン、やよいの白色申告 オンラインは、各々2つのプランがあります。まず、やよいの青色申告 オンラインの料金から見ていきましょう。やよいの青色申告 オンラインの最も安いプランは「セルフプラン」になります。やよいの青色申告/白色申告 オンラインには月額料金プランは存在せず、「セルフプラン」の年額利用料は8000円(税別)となっています。「セルフプラン」の上位プランは「ベーシックプラン」になります。「ベーシックプラン」の年額利用料は12000円となっています。続いてやよいの白色申告 オンラインの料金についてですが、やよいの白色申告 オンラインの最も安いプランは「フリープラン」となっており、利用料は無料で使うことができます。「フリープラン」の上位のプランは「ベーシックプラン」で、年額利用料は4000円となります。

図3:クラウド型会計ソフトの利用料金の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの利用料金の比較について

>【freee】の料金詳細はこちら

>【MFクラウド会計/確定申告】の料金詳細はこちら

>【やよいの青色申告オンライン】の料金詳細はこちら

>【やよいの白色申告オンライン】の料金詳細はこちら

5-2.アカウント増設について

1人で使っているうちは良いですが、もし利用者が増えてアカウントを増設しないといけないとなったときに気になるのが、追加料金かかるの?という点でしょう。freeeとやよいの青色申告/白色申告 オンラインはアカウント増設に対して追加料金がかかり、freeeは4名以降は1ユーザーにつき月額300円、やよいの青色申告/白色申告 オンラインは2名以降は1ユーザーにつき利用中のプランの費用が丸々かかるようです。MFクラウド会計/確定申告のみ、アカウントの追加に対して何名でも無料で追加が可能のようです。利用者が自分以外の複数人になることが分かっている場合には、コスト的にはMFクラウド会計/確定申告がお得になるでしょう。

図4:クラウド型会計ソフトのアカウント増設の料金について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのアカウント増設の料金について

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5-3.クラウド型会計ソフトの料金比較まとめ

上記よりクラウド型会計ソフトの料金比較についてまとめますと、まずは気になるのが無料プランの存在ですが、無料で使えるプランが存在するのは、MFクラウド会計/確定申告、やよいの白色申告 オンラインのみになります(その他は無料トライアルは可能ですが、無料で使い続けるのは不可能でしょう。「7.クラウド型会計ソフトの無料機能で比較」にて詳細はご紹介したいと思います。)

また、どのクラウド型会計ソフトも有料プランは年額約8000円程度で用意しており、この金額が相場と言えるでしょう。どのソフトについても基本的には上位プランになればサポートが充実していき、機能も拡充されていきます。さて続いてはその料金に影響するサポートについて各ソフトの各々のプランごとに比較していきたいと思います。

図5:クラウド型会計ソフトの料金比較のまとめについて(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの料金比較のまとめについて

>【freee】の料金詳細はこちら

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>【やよいの青色申告オンライン】の料金詳細はこちら

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6.クラウド型会計ソフトのサポートの比較について

続いて、クラウド型会計ソフトのサポートについて比較してみたいと思います。

6-1.サポートの種類について

クラウド型会計ソフトのサポートの種類は主に3つの形態でのサポートになります。1つ目は、チャットによるサポートになります。チャットによるサポートについては、今回比較している3サービスに対しては、ほぼ全てのプランにて用意されているサポートになります。2つ目はメールになります。こちらも今回比較している3サービスについてはほぼ全てのプランで用意されています。ただし、チャット、メール共に上位プランになれば優先順位高く対応してもらいやすくなるようです。そして、3つ目が電話サポートになります。この電話サポートについては、freeについては最上位プランの「プレミアム」プランのみ、MFクラウド会計/確定申告についても最上位プランの「安心電話サポート付きベーシックプラン」のみ、やよいの青色申告/白色申告オンラインについては有料プランには全て電話サポートが付いています。

また、その他にもfreeeの「プレミアム」プランには導入サポートが付いていたり、MFクラウド会計/確定申告の「ベーシックプラン」、「安心電話サポート付きベーシックプラン」には有料の訪問サポートが付いていたりします。

図6:クラウド型会計ソフトのサポートの種類の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのサポートの種類の比較について

>【freee】のサポート詳細はこちら

>【MFクラウド会計/確定申告】のサポート詳細はこちら

>【やよいの青色申告/白色申告オンライン】のサポート詳細はこちら

6-2.各種サポートの対応時間について

続いて各種サポートの対応時間について比較してみましょう。

freeeについては、電話が平日10時〜12時、13時〜18時の事前予約制になっており、チャットについても電話と同様の平日10時〜12時、13時〜18時が対応時間となっています。メールは24時間対応です。

MFクラウド会計/確定申告については、電話が平日10時半〜17時となっておりチャットも同様の平日10時半〜17時となっています。メールについてはこちらも24時間対応となっています。

やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、電話が平日9時半〜12時、13時〜17時半、チャットも同様に平日9時半〜12時、13時〜17時半となっています。メールはこちらも24時間対応です。

各々時間帯は少し異なるものの電話やチャットは平日の10時頃〜18時頃まででMFクラウド会計/確定申告のみ12時〜13時も対応可能という感じです。メールはどのクラウド型会計ソフトも24時間対応となっています。

図7:クラウド型会計ソフトの各種サポート対応時間の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの各種サポート対応時間の比較について

>【freee】のサポート詳細はこちら

>【MFクラウド会計/確定申告】のサポート詳細はこちら

>【やよいの青色申告/白色申告オンライン】のサポート詳細はこちら

6-3.各種サポートの返答スピードについて

続いて、各種サポートの返答スピードについてweb上でユーザーさんが発信している情報等をベースに比較してみたいと思います。freeeについては、チャットは約5分程度以内で返答があるようです。メールの場合にはお急ぎの場合には1営業日程度、通常は3営業日程度で返答があるようです。

MFクラウド会計/確定申告については、こちらもチャットは約5分程度以内で返答があるようです。メールについては、約1〜2営業日程度で返答があるようです。

やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、こちらもチャットは約5分程度以内で返答があり、メールに関しては当日中または翌営業日以内に返答があるようです。

電話の繋がりやすさについては、詳細は不明ですが、弥生はカスタマーセンターが2拠点で合計600席あり、この規模でやっているのはインストール型会計ソフトからの長い歴史と顧客基盤がある弥生だけとのこと。多い日は1日8000件の問い合わせに対応しているらしいので、電話の繋がりやすさサポート力についてはやよいの青色申告/白色申告 オンラインが優勢かと思います。

図8:クラウド型会計ソフトの各種サポートの返答スピードの比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの各種サポートの返答スピードの比較について

>【freee】のサポート詳細はこちら

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6-4.業務相談の可否について

続いて、サービスに関わる部分以外の問い合わせ、業務相談等に関する可否について比較してみたいと思います。

通常、サポートとしてはサービスの使い方等、サービスに関わる部分のみの問い合わせ対応になるが、やよいの青色申告/白色申告オンラインについては、「経理業務相談」や「確定申告相談」「仕訳相談」「消費税改正業務相談」などの業務相談にも柔軟に手厚くサポートしてくれます。

図9:クラウド型会計ソフトの業務相談可否の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの業務相談可否の比較について

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6-5.画面共有サポートの可否について

さらにサービスの使い方等について問い合わせる際に、実際の画面を共有しながらサポートが受けることができれば非常に効率的ですが、やよいの青色申告/白色申告については、この画面共有サポートが可能です。

図10:クラウド型会計ソフトの画面共有サポート可否の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの画面共有サポート可否の比較について

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>【やよいの青色申告/白色申告オンライン】のサポート詳細はこちら

6-6.クラウド型会計ソフトのサポートの比較まとめ

上記よりクラウド型会計ソフトのサポートの比較についてまとめてみると、基本的にはどのクラウド型会計ソフトについても上位プランになればなるほど、チャットやメール返信の対応優先順位が上がり、電話サポートや訪問サポート等の丁寧なサポートを受けることが可能になります。また、各サポートの対応時間についても大きな差はなく、返答スピードについても大差ないという感じです。

ただし、やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、各種業務相談も可能であり、画面共有サポートも可能であることから最もサポートは充実していると言えるでしょう。

図11:クラウド型会計ソフトのサポート比較のまとめについて(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのサポート比較のまとめについて

>【freee】のサポート詳細はこちら

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7.クラウド型会計ソフトの無料機能で比較

前述の通り、無料トライアルではなく、無料で使い続けられるプランが存在するのは、MFクラウド会計/確定申告、やよいの白色申告 オンラインのみになりますが、そんなクラウド型会計ソフトの無料機能について、無料でどこまでできるのかについて、比較していこうと思います。

7-1.無料プランの有無と無料トライアル期間について

まずは、無料プランの有無と無料トライアル期間について比較してみましょう。freeeについては、無料プランはありませんが、無料トライアルが可能です。無料トライアル期間は30日間となっています。MFクラウド会計/確定申告については、「フリープラン」という無料プランが存在します。また有料プランについても無料トライアルが可能で、無料トライアル期間は30日間となっています。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについてはやよいの白色申告 オンラインのみ「フリープラン」という無料プランが存在します。ただし、やよいの青色申告 オンラインは無料トライアル可能で、無料トライアル期間は最大2ヶ月となっています。(さらに2017年9月時点では現在キャンペーン中につき「セルフプラン」であれば初年度無料キャンペーンを実施しています。)

図12:クラウド型会計ソフトの無料プランの有無と無料トライアル期間の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランの有無と無料トライアル期間の比較について

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7-2.データ保持期間について

続いて無料プランまたは無料トライアル中のデータ保持期間について比較してみたいと思います。freeeについてはデータの保持期間は直近1ヶ月のみとなっており、そもそも無料プランが存在しないですが、無料で使い続けることは不可能でしょう。MFクラウド会計/確定申告についてはデータの保持期間に制限はなく、有料プランから無料プランに変更しても、過去のデータを参照することが可能のようです。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについてもデータ保持期間の制限はないようです。

図13:クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のデータ保持期間の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のデータ保持期間の比較について

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7-3.月間の仕訳件数の制限について

続いて、無料プランまたは無料トライアル中の月間の仕訳件数制限について比較してみたいと思います。freeeについては月間の仕訳件数については制限がないようです。MFクラウド会計/確定申告については月間の仕訳件数について制限があり、月間15件が上限になります。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、月間の仕訳件数に制限がないようです。

図14:クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中の月間の仕訳件数制限の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中の月間の仕訳件数制限の比較について

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7-4.データの入出力の制限について

続いて、無料プランまたは無料トライアル中のデータの入出力の制限について比較していきたいと思います。freeeについてはデータインポートについてもデータエクスポートについても制限があり、データエクスポートについては無料トライアル中に10データのみとなっています(仕訳帳の出力、総勘定元帳の出力共にお試し10データのみ出力可能)。MFクラウド会計/確定申告については、データインポートについては一部制限があり、データエクスポートに関しては不可となっております。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、データインポートに制限はなく、データのエクスポートも問題なく可能です。

図15:クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のデータの入出力制限の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のデータの入出力制限の比較について

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7-5.サポートについて

続いて、無料プランまたは無料トライアル中のサポートについて比較していきたいと思います。freeeについては、メールとチャットのみとなっており、チャットサポートは1週間のみとなっています。MFクラウド会計/確定申告については、こちらもメールとチャットのみとなっており、チャットサポートは30日間のみとなっています。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては無料プラン、無料トライアルの場合には基本的にはサポートがなく、サポートを受けるためには有料プランにする必要があります。

図16:クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のサポートの比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のサポートの比較について

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7-6.決算書、確定申告書の作成について

続いて、無料プランまたは無料トライアル中の決算書、確定申告書の作成について比較していきたいと思います。

freeeについては、申告内容の入力までは可能ですが、決算書、確定申告書の作成までは不可となっています。MFクラウド会計/確定申告については、決算書、確定申告書共に作成可能となっております。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、やよいの青色申告 オンラインについては不可となっており、やよいの白色申告オンラインについては作成可能になります。

図17:クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中の決算書、確定申告書作成可否の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中の決算書、確定申告書作成可否の比較について

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7-7.領収書のデータ保存件数について

続いて、無料プランまたは無料トライアル中の領収書のデータ保存件数について比較していきたいと思います。

freeeについては、領収書データの保存期間は10件/月となっています。MFクラウド会計/確定申告については領収書データの保存期間については制限はありません。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについても領収書データの保存期間に制限はないようです。

図18:クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中の領収書データ保存件数の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中の領収書データ保存件数の比較について

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7-8.アカウント数の制限について

続いて、無料プランまたは無料トライアル中のアカウント数の制限について比較していきたいと思います。

freeeについては、アカウント数の上限は1名(アドバイザーのみ招待可能)となっています。MFクラウド会計/確定申告についても1名のみとなっており、やよいの青色申告/白色申告 オンラインについても1名のみとなっております。

図19:クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のアカウント数制限の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料プランまたは無料トライアル中のアカウント数制限の比較について

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7-9.クラウド型会計ソフトの無料機能で比較まとめ

上記よりクラウド型会計ソフトの無料機能での比較をまとめてみると、freeeとやよいの青色申告 オンラインについては使い続けようとした場合に基本的には無料では使えない仕組みとなっていることが分かる。その一方でMFクラウド会計/確定申告、やよいの白色申告 オンラインについては、制限は多少あるものの、その制限ないであればずっと無料で使い続けることも可能であることが分かる。特にMFクラウド会計・確定申告は無料プランで無期限にデータを保存してくれるし、確定申告書類も作成でき、さらにサポートも受けることができるため、とりあえずお金をかけずにクラウド型会計ソフトを使いたいと考えている人はMFクラウド会計/確定申告を使ってみると良いでしょう。

図20:クラウド型会計ソフトの無料機能での比較まとめについて(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの無料機能での比較まとめについて

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8.クラウド型会計ソフトの基本機能の比較

続いて、クラウド型会計ソフトの基本機能について比較していきたいと思います。

8-1.確定申告機能について

まず確定申告機能の有無について、比較したいと思います。確定申告機能については基本的にfreeeもMFクラウド会計/確定申告もやよいの青色申告/白色申告 オンラインも対応しています。(やよいの白色申告 オンラインについては、その名の通り白色申告のみで青色申告には対応していません。)

図21:クラウド型会計ソフトの確定申告機能の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの確定申告機能の比較について

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8-2.消費税申告機能について

続いて、消費税申告機能の有無について比較していきたいと思います。消費税申告については、ある程度規模の大きい事業者のみが対象になりますが(個人事業主の場合、前々年の課税売上高が1000万円を超える等)、各クラウド型会計ソフトの対応状況について見ていきましょう。

freeeについては、「スターター」プランについては消費税申告機能はありませんが、「スタンダード」プラン以上については対応しています。消費税申告書の自動作成機能が付いているため、簡単に消費税の申告書が作成可能です。

MFクラウド会計/確定申告については、消費税申告書の作成機能はありません。ただし、消費税の集計機能は付いているので、作成した集計表から消費税申告書を手書き等で作成することになります。

やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、消費税申告機能がついており、消費税申告書を作成することが可能です。

基本的には消費税申告書作成機能が付いていたとしても、税理士に関与してもらったほうが良いと思います。特に一般課税の場合には素人では対応できない場合が多いのと消費税は税務調査において重点的な調査項目の一つになるため税理士に相談の上、しっかり対応しましょう。

図22:クラウド型会計ソフトの消費税申告機能の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの消費税申告機能の比較について

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8-3.データのインポート機能について

続いて、データのインポート機能について比較していきたいと思います。基本的にはどのクラウド型会計ソフトもデータのインポート機能に対応しています。freeeについては、ネット上でいろいろ情報収集する中でユーザーの声から「インポートの列がずれていたりするとエラーメッセージが出てくるだけで、修正箇所が分かりづらい」等の声が聞かれました。ただし、他者ソフトからの移行について無料でサポートしてくれたりするためこの点をサポートで補っていると言えるでしょう。MFクラウド会計/確定申告については、インストール型会計ソフトの圧倒的なシェアを誇る「弥生会計」はもちろん幅広い他者ソフトからの移行に対応しています。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、自社製品であるインストール型である「弥生会計」、「やよいの青色申告」から簡単にデータを移行することが可能です。圧倒的なシェアを誇るインストール型会計ソフト「弥生会計」から簡単に同期できるのは強みと言えるでしょう。さらに他者ソフトからの取り込みを可能です

また、日頃の入力性の良さからExcel等の表計算ソフトのデータをクラウド型会計ソフトにインポートする場合もけっこうあると想いますが、どのクラウド型会計ソフトもExcelデータのインポートに対応していますが、ネット上の声によるとMFクラウド会計/確定申告がExcelのインポートが簡単という声が多いような気がしますし、私もそう思っています。実際のところは、個人差があると思うので全て無料トライアルが可能なので、試してみるのが一番良いと思います。

図23:クラウド型会計ソフトのデータインポート機能の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのデータインポート機能の比較について

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8-4.データのエクスポート機能について

続いて、データのエクスポート機能について比較していきたいと思います。基本的にはどのクラウド型会計ソフトについても、データエクスポート機能は付いています。ただし、MFクラウド会計/確定申告の「フリープラン」のみ対応していないため、その点は注意が必要です。

図24:クラウド型会計ソフトのデータエクスポート機能の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのデータエクスポート機能の比較について

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8-5.クラウド型会計ソフトの基本機能の比較まとめ

上記より、クラウド型会計ソフトの基本機能の比較をまとめると、消費税申告書の作成まで必要なく、確定申告書を作成するだけであれば、どのクラウド型会計ソフトでも対応が可能と言えるでしょう。ただしExcelデータのインポートのしやすさや他社からのデータのインポートのしやすさ等の細かい部分で使い勝手が異なる、この部分については評価が個人差が分かれる部分だと思いますので、詳細は無料トライアルで各々試してみるとよく分かると思います。ちなみに私はMFクラウド会計/確定申告を使っているのですが、これらの点も含め総合的に使いやすいソフトだと思っています。

図25:クラウド型会計ソフトの基本機能比較のまとめについて(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの基本機能比較のまとめについて

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9.クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携の比較

続いて、クラウド型会計ソフトのメリットの一つでもある各種銀行やクレジットカード、Webサービスと連携して実現する自動読み込み連携機能の比較をしていきたいと思います。

9-1.自動読み込み連携対応している銀行について

まずは、自動読み込み連携対応している銀行の数を比較していこうと思います。freeeについては3659行の銀行と連携しており、最も多い銀行と連携しています。ただし、MFクラウド会計/確定申告は3404行、やよいの青色申告/白色申告 オンラインは3450行と連携しており、若干の差はあるもののどのクラウド型会計ソフトも対応していない銀行を探すのが難しいほど、全国的にほとんどの銀行や信用金庫と連携していると言っていいと思います。

図26:クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携対応している銀行の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携対応している銀行の比較について

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9-2.自動読み込み連携対応しているクレジットカードについて

続いて、自動読み込み連携対応しているクレジットカードについて比較してみたいと思います。

まずfreeeについては、自動読み込み連携に対応しているクレジットカード会社数が120社となっています。MFクラウド会計/確定申告については131社となっており、最も多くのクレジットカード会社と連携しています。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては38社と他の2サービスに比べ連携社数が少ない状況です。

図27:クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携対応しているクレジットカードの比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携対応しているクレジットカードの比較について

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9-3.自動読み込み連携対応しているその他Webサービスについて

続いて、自動読み込み連携対応しているWebサービスについて比較してみたいと思います。

freeeについては、30のwebサービスと連携しており通販サイトや電子マネーとはもちろんのこと交通費や経費精算システム、レジシステム等とも連携しています。MFクラウド会計/確定申告については72のwebサービスと連携しており、最も多い連携サービス数となっています。クラウドワークスやランサーズ等のクラウドソーシングサービスやA8.netやもしもアフィリエイト等のアフィエイトサービス、その他freeeと同様に通販サイトや電子マネー、交通費、経費精算システム等とも連携しています。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、26のWebサービスと連携しており、連携数は少ないですが、今後もっと連携サービス数は増えていくでしょう。

図28:クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携対応しているその他Webサービスの比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携対応しているその他Webサービスの比較について

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9-4.自動読み込み方法の比較

続いて、自動読み込み方法について比較してみましょう。基本的にはどのクラウド型会計ソフトも各ネットバンク、クレジットカード、Webサービスと直接連携しますが、やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては外部サービス(ZaimやMoneyLook、Moneytree)を利用して連携を行います。

図29:クラウド型会計ソフトの自動読み込み方法の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの自動読み込み方法の比較について

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9-5.自動読み込みエラーの発生頻度について

続いて、自動読み込みエラーの発生頻度について比較したいと思います。freeeやMFクラウド会計/確定申告については、直接的にネットバンクやクレジットカード、その他外部サービスと直接的に連携するため、読み込みエラーの発生頻度は比較的少なめになる傾向にありますが、やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、外部サービスを利用して自動読み込み連携を行なうため、比較的エラーが発生しやすいようです。

図30:クラウド型会計ソフトの自動読み込み方法の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの自動読み込み方法の比較について

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9-6.クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携機能の比較まとめ

上記より、クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携機能の比較についてまとめますと連携している銀行数、クレジットカード数、その他Webサービスの数ではMFクラウド会計/確定申告が最も多いという結果になりました。連携している銀行数のみであれば、どのクラウド型会計ソフトも大きな差はないのですが、クレジットカードにおいてはやよい青色申告/白色申告 オンラインが少なく、

その他Webサービスとの連携においてはMFクラウド会計/確定申告がその他クラウド型会計ソフトを上回るという結果になりました。また、自動読み込み方法による読み込みエラー頻度にも差が出ました。直接的に外部サービスと連携するfreeeやMFクラウド会計/確定申告は読み込みエラーが少ないのに対して、外部サービスを利用して連携するやよいの青色申告/白色申告 オンラインについては読み込みエラー頻度が比較的多く、自動読み込み連携機能を重視する場合には、現時点ではMFクラウド会計/確定申告またはfreeeが良いでしょう。

図31:クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携比較のまとめについて(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの自動読み込み連携比較のまとめについて

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10.クラウド型会計ソフトの仕訳機能の比較について

続いて、クラウド型会計ソフトの仕訳機能について比較していきたいと思います。皆さんもご存知の通り、会計ソフトを使った経理業務のほとんどは「仕訳」に関わる業務です。よって、この仕訳機能については、少し細く比較してみたいと思います。

10-1.仕訳の一括登録について

まずは仕訳の一括登録が可能かについて比較してみたいと思います。freeeについては、一括登録でできず1つずつ仕訳を登録する必要があります。しかしMFクラウド会計/確定申告については、一括登録が可能で、最大50つの仕訳を一括登録することが可能です。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについても一括登録はできず1つずつの登録になりますので、一括登録できるのはMFクラウド会計/確定申告のみということになります。

この仕訳の一括登録機能は非常に便利で、使っているうちに後ほど紹介する感情科目の自動提案の精度も上がってくるため、さらに楽になってきます。

図32:クラウド型会計ソフトの仕訳の一括登録の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの仕訳の一括登録の比較について

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10-2.勘定科目の自動提案について

続いて、勘定科目の自動提案について比較していきたいと思います。勘定科目の自動提案については、どのクラウド型会計ソフトも対応しています。この勘定科目の自動提案は、一度設定したものを学習して次回以降の勘定科目や摘要等を自動提案してくれるため、非常に楽です。

図33:クラウド型会計ソフトの勘定科目の自動提案の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの勘定科目の自動提案の比較について

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10-3.勘定科目の自動登録について

続いては、勘定科目の自動登録について比較していきたいと思います。こちらの機能はfreeeのみ対応となっており、MFクラウド会計/確定申告、やよいの青色申告/白色申告 オンラインは対応していません。というのも勘定科目の自動登録は、freee独自の特許技術を使った機能になっており、一度登録した取引内容を次回以降は自動で登録してくれる機能になります。電気代や電子マネーのチャージ等毎回同じものを登録する場合には非常に便利です。

図34:クラウド型会計ソフトの勘定科目の自動登録の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの勘定科目の自動登録の比較について

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10-4.仕訳の簡単手入力機能について

続いて、仕訳の簡単手入力機能について比較したいと思います。簡単手入力機能というのは支出か収入かを選び勘定科目等を選択すれば簿記の知識がなくても簡単に手入力で仕訳を登録できる機能です。この簡単手入力機能については、どのクラウド型会計ソフトも対応しています。

図35:クラウド型会計ソフトの仕訳の簡単手入力機能について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの仕訳の簡単手入力機能について

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10-5.振替伝票入力機能について

続いて、振替伝票入力機能について比較したいと思います。freeeとMFクラウド会計/確定申告については問題なく振替伝票入力機能が備わっています。しかし、やよいの青色申告/白色申告 オンラインは、伝票入力ができず、振替伝票の入力もできません。

図36:クラウド型会計ソフトの振替伝票入力機能の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの振替伝票入力機能の比較について

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10-6.クラウド型会計ソフトの仕訳機能の比較まとめ

上記より、クラウド型会計ソフトの仕訳機能の比較についてまとめると、仕訳の一括登録の可否、勘定科目の自動登録、振替伝票入力の可否で差があることが分かります。freeeについては、仕訳の一括登録はできませんが、勘定科目の自動登録、振替伝票の入力が可能です。MFクラウド会計/確定申告は、勘定科目の自動登録はできませんが、仕訳の一括登録、振替伝票の入力が可能です。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、仕訳の一括登録、勘定科目の自動登録、振替伝票入力、共に現時点は機能が備わっていません。よって、仕訳機能においては自動登録にこだわるのであればfreee、仕訳の一括登録にこだわるのであればMFクラウド会計/確定申告がおすすめです。

図37:クラウド型会計ソフトの仕訳機能比較のまとめについて(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの仕訳機能比較のまとめについて

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11.クラウド型会計ソフトの請求書の発行の比較について

続いて、クラウド型会計ソフトの請求書の発行機能について比較したいと思います。

freeeについては、請求書発行機能が標準で付いているため、別で請求書発行サービスを利用する必要がありません。freee内だけで、請求書を発行してPDFで送ることも可能です。また、取引先の登録上限もありません。

MFクラウド会計・確定申告については、「MFクラウド請求書」という別サービスが必要になります。MFクラウド請求書の無料プランだと取引先が3件までしか登録できないため、取引先が4件以上の場合には月額500円のスタータープラン、取引先が16件以上なら月額2980円のベーシックプランを利用する必要があります。

やよいの青色申告/白色申告 オンラインについても請求書発行機能は付いていないため、請求書発行をするためには、弥生株式会社のグループ会社である株式会社Misocaのサービス「Misoca」を利用することを推奨しています。Misocaは2ヶ月間無料体験できますが(月間請求書作成上限が10件)、基本的に有料になります。月間の請求書作成数15件までのプラン15であれば月額800円。月間の請求書作成数が100件までのプランは月額3000円。月間の請求書発行数が1000件までのプランは月額10000円となっています。

図38:クラウド型会計ソフトの請求書発行の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの請求書発行の比較について

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12.クラウド型会計ソフトのモバイル対応の比較について

続いて、クラウド型会計ソフトのモバイル対応について比較したいと思います。

12-1.ブラウザ利用におけるモバイル対応について

まずはブラウザ利用時におけるモバイル対応について比較したいと思います。freeeについてもMFクラウド会計/確定申告、やよいの青色申告/白色申告 オンラインについても、現時点ではブラウザで閲覧した際にはスマホ最適化表示に対応していないため、スマホ等の画面が小さめのモバイル端末では使いにくい傾向にあるでしょう。ただしモバイルアプリについては3サービスで使いやすさに差があります。

図39:クラウド型会計ソフトのブラウザ利用におけるモバイル対応の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのブラウザ利用におけるモバイル対応の比較について

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12-2.モバイルアプリについて

モバイルアプリについて比較してみると、freeeについてはモバイルアプリ上で仕訳の登録することが可能で、フリックで簡単仕訳登録できるためスマホのタッチパネルならではの操作感を実現していると言えます。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについても同様に仕訳の登録がモバイルアプリ上で可能です。一方でMFクラウド会計/確定申告については、モバイルアプリ上では口座残高のチェックや損益グラフ等の閲覧のみで、仕訳登録はできません。

図40:クラウド型会計ソフトのモバイルアプリの比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのモバイルアプリの比較について

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12-3.クラウド型会計ソフトのモバイル対応の比較まとめ

上記より、クラウド型会計ソフトのモバイル対応の比較についてまとめると、どのクラウド型会計ソフトについてもブラウザ上ではモバイル対応はまだ進んでいませんが、モバイルアプリの機能には差があり、モバイルアプリ上の仕訳が可能なのはfreeeとやよいの青色申告/白色申告 オンラインのみのため、確定申告前の忙しい時期に移動中等隙間時間で仕訳業務がしたい場合には、freeeややよいの青色申告/白色申告 オンラインが便利と言えるでしょう。

図41:クラウド型会計ソフトのモバイル対応の比較について(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトのモバイル対応の比較について

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13.クラウド型会計ソフトの総合比較表まとめ

上記、様々な切り口でクラウド型会計ソフトの3サービスを比較してきましたが、比較表を下記にまとめたいと思います。赤字の部分が各クラウド型会計ソフトの競合優位性ポイントになりますが、下記に各クラウド型会計ソフトの競合優位性ポイントをまとめたいと思います。

<freeeの競合優位性ポイント>

  • 消費税申告書作成ができる
  • 自動読み込み連携できる銀行数が最も多い(3569行)
  • 自動読み込み連携はその他サービスと直接連携するから、読み込みエラー頻度が比較的少なめ
  • 特許技術により勘定科目の自動登録が可能
  • 振替伝票の入力が可能
  • 請求書の発行が標準機能として付いている
  • モバイルアプリにて仕訳登録が可能
  • 無料トライアル中に月間の仕訳件数の制限がない

<MFクラウド会計/確定申告の競合優位性ポイント>

  • 無料プランが存在する
  • アカウント増設が無制限で、人数を増やしても料金が変わらない
  • 自動読み込み連携しているクレジットカード会社が最も多い(131社)
  • 自動読み込み連携しているその他Webサービスが最も多い(72社)
  • 自動読み込み連携はその他サービスと直接連携するから、読み込みエラー頻度が比較的少なめ
  • 最大50件まで仕訳の一括登録が可能
  • 振替伝票の入力が可能
  • 無料プランにおいて、データの保持期間も制限がないためずっと使い続けられる
  • 無料プランにおいて、メールサポートがついている(チャットサポートは30日間のみ)
  • 無料プランでも決算書、確定申告書を作成することが可能
  • 無料プランでも領収書データの保存件数に制限がない

<やよいの青色申告/白色申告 オンラインの競合優位性ポイント>

  • 無料プランが存在する
  • 消費税申告書作成ができる
  • モバイルアプリにて仕訳登録が可能
  • やよいの白色申告 オンラインについては無料プランが存在する
  • 青色申告の無料トライアル、白色申告の無料プランにて、データの保持期間に制限がない
  • 青色申告の無料トライアル、白色申告の無料プランにて、月間仕訳件数の制限がない
  • 青色申告の無料トライアル、白色申告の無料プランにて、データインポート、データエクスポート共に可能
  • 青色申告の無料トライアル、白色申告の無料プランにて、決算書、確定申告書を作成することが可能
  • 青色申告の無料トライアル、白色申告の無料プランにて、領収書データの保存件数に制限がない
  • サポートにおいてサービスに関する問い合わせのみでなく、業務相談が可能
  • サポートにおいて実際の画面を共有してサポートを受けることが可能

図42:クラウド型会計ソフトの総合比較表まとめについて(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

クラウド型会計ソフトの総合比較表まとめについて

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14.タイプ別おすすめのクラウド型会計ソフト

上記の各クラウド型会計ソフトの競合優位性ポイントを踏まえた上で、各クラウド型会計ソフトが各々どのようなタイプの人に向いているかについてまとめたいと思います。

14-1.freeeが向いているタイプの人とは?

freeeは前述の通り、「会計(簿記)の知識がなくても使える。」をコンセプトに開発されているため、簿記の知識がなくても簡単に使うことができます。また、中小企業のバックオフィスを自動化したいという使命を持って開発されているため、特許技術の勘定科目の自動登録をはじめとして完全自動化を目指したい人に向いているクラウド型会計ソフトと言えるでしょう。ただし、後々簿記の知識を身につけて複式簿記で記帳できるようになりたい人については、freeeに慣れてくると手こずる可能性がありますので、簿記の知識を身につけていきたい場合にはやめた方が良いかもしれません。また、そもそも簿記の知識がある程度ある人にとっては、freeeには複式簿記の「借方」「貸方」という言葉がほぼでてきませんので、逆に少し混乱してしまうかもしれません。また完全自動化を目指しているため、細かい微調整等がしづらいこともデメリットになる人もいるかもしれません。

<freeeに向いているタイプの人>

  • 簿記の知識がない人
  • 簿記の知識を今後も身につける必要がないと思っている人
  • 完全に自動化を目指し、細かい調整等が不要な人
  • 移動時間や隙間時間でモバイルアプリにおいて仕訳登録を行いたい人
  • 消費税申告が必要な人
  • 振替伝票入力が必要な人
  • 請求書発行まで1つのサービスで完結したい人

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14-2.MFクラウド会計/確定申告が向いているタイプの人

MFクラウド会計/確定申告については、必要最小限のシンプルな構造で仕訳入力が簡単にできたり、堅実な開発により必要があれば細かい微調整ができる等、細かい気配りも行き届いているサービスという印象です(全角数字入力にも対応し、カンマの自動入力もしてくれたりします)。また、月間の仕訳件数が15件以内であれば無料プランでずっと使い続けられる点も魅力的です(無料プランにおいて、データ保持期間の制限もないし、確定申告書類も作成可能、そしてメールサポートも付いています)。ただし、freeeに比べると簿記の知識が多少必要になるケースが出てくるため、最初は使い方を理解するのに少し時間がかかるかもしれません。(今後、簿記の知識をつけていきたいと思っている人にとっては良いでしょう。)

<MFクラウド会計/確定申告が向いているタイプの人>

  • 簿記の知識が多少ある人
  • 簿記の知識はないが、今後身につけていきたい人
  • 無料プランで使い続けたい人
  • 半自動化で必要があれば微調整したい人
  • 仕訳の一括登録をしたい人
  • 振替伝票入力が必要な人
  • 様々なWebサービスと自動連携したい人

>【MFクラウド会計/確定申告】を無料で試してみる

14-3.やよいの青色申告/白色申告 オンラインが向いているタイプの人

やよいの青色申告/白色申告 オンラインについては、圧倒的なインストール型会計ソフトのシェアからクラウド型会計ソフトについても安心なサービスと言えるでしょう。特に、今までインストール型のやよいの青色申告等の弥生のサービスを使ってきた人は使いやすいと思います。やよいの青色申告/白色申告 オンラインについても簿記の知識が多少ないと分かりづらい時がありますが、今後少なからず基本的な簿記の知識を身につけておいた方が良いと思う方には向いているでしょう。やよいの青色申告/白色申告 オンラインの他社サービスに比べての最大のメリットはサポートの手厚さです。セルフプランにはサポートが付いてきませんが、ベーシックプランであれば、製品に関する問い合わせのみならず業務の相談(「経理業務の相談」や「確定申告の相談」「仕訳の相談」等)にも柔軟に手厚くサポートしてくれます。やよいの青色申告/白色申告 オンラインは、しっかりサポートしてもらいたい人にとっては安心のクラウド型会計ソフトと言えるでしょう。

<やよいの青色申告/白色申告 オンラインが向いている人>

  • 簿記の知識が多少ある人
  • 簿記の知識はないが、今後身につけていきたい人
  • 今まで弥生のサービスを使ってきて、慣れている人、使いやすいと思った人
  • サービスの問い合わせのみならず、経理業務に関するサポートもしてほしい人
  • 移動時間や隙間時間でモバイルアプリにおいて仕訳登録を行いたい人
  • 消費税申告が必要な人

実際に自分に向いているクラウド型会計ソフトはどれなのか?については、どのサービスも無料トライアルを用意しているため、まずは使ってみて、どのサービスが自分に合っているか見極めると良いでしょう。

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15.まとめ

今回はクラウド型会計ソフトについて徹底調査し、主要な3サービスについて徹底比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?私個人的には、各々の製品の開発コンセプトや各社の歴史までさかのぼって比較してみることで、各製品の特長がよく理解できました。

今後、クラウド型会計ソフトの導入がさらに進んでいき、完全自動化される日もそう遠くはないと思いますが、個人的には簿記の基本知識は誰もが持っておいた方が良いのではないかなと思っています。自動化というのは便利ですが、「知らない」というのは何よりも恐いものです。経理業務や確定申告をされる方は少なくとも基本的な簿記の知識だけでも持っている必要があると思います。

そんな理由もあり、私はMFクラウド会計・確定申告を利用しています。

簿記の知識を学んでいく過程において「複式簿記」というのが一つの壁になりますが、以前書いた記事「【これで分かる!】複式簿記とは?全貌と詳細を徹底解説」で詳しく解説していますので、もし複式簿記についても知りたい場合にはこの記事も参考にしてもらえればと思います。

<いろいろ試して自分にあった会計ソフトを見つけてもらえればと思います>

最後に、この記事はかなりの時間をかけて各クラウド型会計ソフトについての情報収集をして比較し記事を書いたものですが、このようなサービスは日々進化していきますので、こちらの情報を参考にして、皆さんも実際に各クラウド型会計ソフトを使ってみることをおすすめします。どのサービスについても無料トライアルが用意してありますので、いろいろ試して、自分に合ったクラウド型会計ソフトを見つけてもらえればと思います。

・freee

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freeeは、2013年3月にfreee株式会社からリリースされたクラウド会計の先駆けとも言えるシェアNo.1の「クラウド型会計ソフト」です。簿記の知識がなくても帳簿付けや確定申告ができてしまうというコンセプトのもと開発されているため初心者に非常に使いやすい会計ソフトと言えるでしょう。

・MFクラウド会計・確定申告

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MFクラウド会計・確定申告は、2014年2月に株式会社マネーフォワードからリリースされた「クラウド型会計ソフト」です。クラウド型会計ソフトの中では最も多くのクレジットカードやその他Webサービスと連携しており、一括で最大50の仕訳を登録できる等、効率化を進めるにあたって便利な機能が豊富です。

やよいの青色申告 オンライン

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やよいの青色申告オンラインは、2014年1月に会計ソフトの大御所、弥生株式会社からリリースされた「クラウド型会計ソフト」です。インストール型の会計ソフト「弥生会計」が連続18年売上No.1という会計ソフトの大御所中の大御所がfreeeからは少し遅れましたがリリースしたクラウド型会計ソフトですから安定感は確かなものがあります。

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