本当にお金持ちになれる職業とは?【徹底調査で見えた真実】

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自分の職業を選ぶときに「お金をどれだけ稼げるか」というのは大事な条件の一つだと思います。

そこで、今回はどんな職業がお金持ちに多いのか、どの程度の収入を得ることができるのかを調査することで、本当にお金持ちになれる可能性が高い職業を見極めたいと思います。

知らない間に刷り込まれた一般的なイメージとは裏腹の現実がみえてきたので、是非みなさんのご参考になればと思います。

目次

1.どんな職業がお金持ちが多いと思いますか?

  • 1−1.お金持ちそうなイメージ職業ランキング
  • 1−2.合コンで人気のお金持ちそうな職業ランキング
  • 1−3.お金持ちそうなイメージの職業についてまとめ

2.お金持ちになれる職業の真実

  • 2−1.お金持ちの職業の割合の調査データ
  • 2−2.大企業の社長よりも中小企業の社長の方がお金持ち?
  • 2−3.医者は勤務医ではなくて開業医がお金持ち?
  • 2−4.弁護士になってもお金持ちにはなれない?
  • 2−5.プロスポーツ選手、芸能人としてお金持ちになるのは、すごい難しい
  • 2−6.個人投資家、サラリーマン投資家たちがお金を持っている

3.業界、職種別の平均年収、生涯賃金ランキング

  • 3−1.業界別の平均年収、生涯賃金ランキング
  • 3−2.職種別の平均年収、生涯賃金ランキング

4.まとめ

1.どんな職業がお金持ちが多いと思いますか?

さて、まずは皆さんが、お金持ちの職業についてどのようなイメージを持っているのかをまとめました。

1−1.お金持ちそうなイメージ職業ランキング

@niftyが、「お金持ちそうなイメージな職業」について2014年に調査したデータによると、下記のようなランキング結果になったようです。13位に農家が入っている以外は、一般的なイメージに合致するのではないでしょうか?

<お金持ちそうなイメージ職業ランキング>

  • 1位:医者
  • 2位:政治家
  • 3位:社長
  • 4位:プロスポーツ選手
  • 5位:弁護士
  • 6位:アイドル・タレント(俳優、歌手。モデル、芸人など)
  • 7位:税理士、会計士
  • 8位:マスコミ関連(アナウンサー、テレビ局員など)
  • 9位:銀行員
  • 10位:大学教授
  • 11位:デイトレーダー
  • 12位:デザイナー
  • 13位:農家
  • 14位:特になし

引用:「仕事・職業についてのアンケート・ランキング(2014年10月17日〜23日)N=4336」@nifty調べ

1−2.合コンで人気のお金持ちそうな職業ランキング

続いては、女の子が合コンしてみたいお金持ちそうな職業ランキングを紹介します。KoiGakuが2015年6月に調べたランキングによると下記のような結果になったようです。これも一般的なイメージ通りですね。

 <女の子が合コンしたいお金持ちそうな職業ランキング>

  • 1位:医者
  • 2位:経営者
  • 3位:公務員・上場企業のサラリーマン
  • 4位:TV局
  • 5位:弁護士・商社マン

引用:「合コンしたい職業ランキング(2015年6月)N=302」KoiGaku調べ

1−3.お金持ちそうなイメージの職業についてまとめ

上記2つのランキングから分かる通り、「医者」や「弁護士」「税理士、会計士」等の国家資格が必要な職業に対して、世間一般的にはお金持ちというイメージがある傾向にあります。また、「政治家」「公務員」等の公務関連職業についてもお金持ちイメージがある傾向ですね。そして、「社長、経営者」は当然ですが、サラリーマンの中では「上場企業のサラリーマン」や「マスコミ関連(アナウンサー、テレビ局員)」「商社マン」がお金持ちのイメージを持たれているようです。さて、ではこのようなお金持ちイメージは真実と照らし合わせた時に本当に合致しているのでしょうか?

2.お金持ちになれる職業の真実

ここからはイメージの話ではなく、実際にお金持ちがどのような職業に就ているのかについて書いていきたいと思います。今回は、日本のお金持ちを研究しているジョンズ・ホプキンス大学でPh.D.を取得した京都大学経済研究所の橘木教授の調査データを元に、真のお金持ちの職業についてまとめたいと思います。

2−1.お金持ちの職業についての調査データ

京都大学経済研究所の橘木教授の調査結果によると、2001年に国税庁が発表した「高額納税者名簿」を分析すると、年収3000万円以上のお金持ちの割合は下記の通りだったというこです。

<年収3000万円以上のお金持ちの職業の割合>

  • 1位:企業経営者(社長・最高経営責任者)(33.3%)
  • 2位:医師(15.4%)
  • 3位:経営幹部(社長以外)(11.6%)
  • 4位:芸能人、スポーツ選手(2.2%)
  • 5位:弁護士(0.4%)
  • ※その他(38.7%)

この結果を見てみると、1位の「社長」や2位の「医師」は一般的なイメージとは合致していますが、5位の弁護士はかなり少ない印象があります。あとはその他の中に残りの38.7%が含まれているのも気になるポイントですね。それでは、実際の事実をベースにどんな職業がお金持ちなのかを深堀していきたいと思います。

2−2.大企業の社長よりも中小企業の社長の方がお金持ち?

この年収3000万円以上のお金持ちの中に多いのは、上場企業等の大企業の経営者ではなく、中小企業の経営者のようです。大企業の経営者や経営幹部は、労働時間や責任の割には、年収は5000万円を超えない額が平均的で、年収3000万円以上を超えない人も多いようです。これには「オーナー社長かサラリーマン社長かという点」、「中小企業に比べ、大企業の方が数が少ない点」が大きく影響していると考えられます。

一般的には、大企業の社長の方が中小企業の社長よりもお金を持っていると思いがちですが、実は逆のパターンが多いです。大企業の社長の多くが現在サラリーマン社長になってきていますが、中小企業の社長の多くは自ら起業したオーナー社長が多いです。サラリーマン社長、いわゆる雇われ社長は、他のサラリーマンと同様に会社からの給料でのみでしか、基本的には収入は得られません。しかし、オーナー社長の場合は通常の給与に加え、役員報酬や株式の配当金をもらうことができます。例えばユニクロのオーナー社長である柳井正氏は、通常の給与とは別に、ユニクロ株の配当だけで毎年何十億円もの収入があり、さらにその株を売れば1兆円近いお金になる莫大な資産を持っています。さらに、オーナー社長はその会社の状況に応じて税負担を考慮しながら最適な収入獲得の方法を選択することができます。中小企業で社員数も少なく、オーナーの力が強ければ強いほど、ここは自分で決定しやすい環境にあると言えます。つまり、オーナー社長はある意味、自分の収入を自分で決めることができるのです。

最近は、起業をして事業を育て、伸び盛りになったところで、事業を売却して資産を得る資産家も増えてきています。IPO(株式公開)もこれに含まれますが、最近は公開のハードルが上がっているため、IPOよりも特定相手へ事業を売却するというケースが増えています。このような事業売却において、買い手が評価しているのは将来性なので、売上高500万円ほどの会社が10億円で売れたというケースもあるようです。

2−3.医者は勤務医ではなくて開業医がお金持ち?

これもサラリーマン社長とオーナー社長と同様の話ですが、医者の世界もお金持ちになれるのは、勤務医ではなく開業医です(特に眼科や美容外科、糖尿病診療科等の特定の専門診療科)。勤務医は労働時間や仕事の内容(急な呼び出しや、ほぼ睡眠時間なく働く等)の割には年収500万円〜800万円程度にしかならないケースも多いです。

では、医者は皆開業すれば良いのではないか?と思う方がいるかもしれませんが、開業するには多額の資金が必要になります。勤務医で年収500万円〜800万円では、その開業資金を個人で準備するのは厳しいでしょう。そうなると親のサポートが重要になってきますが、医者になるまでにも多くのお金がかかります。医大は6年間で私立であれば2000万円程度で帝京大学の医学部は6000万円もかかるそうです。そのお金を親が払えるだけでもすごいですが、そのあと開業となるとさらなる投資が必要になります。そこまでのサポートができる親は、かなりのお金持ちです。つまりお金持ちの家に生まれた人以外、開業医になるのは難しいというのが現実なのです。

2−4.弁護士になってもお金持ちにはなれない?

弁護士の平均所得は約680万円ですが、これはあくまで平均所得で、実は個人事務所を開設する弁護士の約22%が年間所得が100万円に達しないという調査結果がフジテレビの「とくダネ!」という番組で発表されていました。(ちなみに所得とは収入から必要経費を除いた金額で、サラリーマンの手取額に近いものになります)。昔は高給取り職業の一つであった弁護士がなぜこのような状況になったのか?その要因が、新司法試験制度による資格取得者の急増による供給過多にあると言われています。弁護士は増えても、弁護士の収入源となる裁判所が受理した訴訟件数は減少するばかりのようです。大きな案件は大手の弁護士事務所に取られ、特に個人の小さな事務所を営む弁護士は少額の報酬で中小企業や国選弁護人を引き受けて、細々とやっているようです。案件の大小に関わらず、個々の案件でそれなりのパワーがかかることを考えると、弁護士の仕事はハードですから金銭的なメリットはなく、イメージとはかけ離れた職業になりつつあるでしょう。他の国家資格についても同じようなことが起きている気がします。

2−5.プロスポーツ選手、芸能人としてお金持ちになるのは、すごい難しい

これは、皆さん気づいていると思いますが、プロスポーツ選手や芸能人として成功してお金持ちになるというのはすごい難しいですよね。どのくらい成功するのが難しいのか?というのをプロ野球選手の例を例えに書きましょう。2014年時点での年棒が1億円以上の野球選手は約80人いました。この人数はその他スポーツジャンルと比べて多く、プロスポーツの中でも野球はお金持ちになりやすいジャンルと言えます。しかし、日本における野球人口は約810万人と言われているため(「平成23年社会生活基本調査 総務省調べ」を参照)、野球を行っている人の中だけでも1億円プレーヤーになれる可能性は約 10万人に1人という計算になります。ちなみに、日本の全労働人口を6000人とした場合に、年収が1億円以上の人は約1〜2万人と言われていますので、約3000人に1人が年収1億円以上になる可能性が全体であると考えると、プロスポーツ選手としてお金持ちになるのは難しいということがよくわかるでしょう。

それに、万が一成功したとしてもピークの時間が短いというデメリットと、引退や途中で辞めたときに次の職業に就くのが難しいというリスクが存在します。現役時代にそこそこ活躍できていても引退して一般的な人材市場に放り込まれれば、ビジネスの世界で何ができるのか?ということでしか評価されません。よって、その後は、現場作業員やアルバイト生活等をするなどして食い繋いでいく、厳しい現実が待っている可能性があります。

2−6.個人投資家、サラリーマン投資家たちがお金を持っている

上記の調査結果にある「その他(38.7%)」というのは何なのでしょうか?ここに含まれているのは、個人的に投資を行っている個人投資家やサラリーマン投資家たちです。この人たちは、お金を働かせてお金持ちになっている人たちです。株式投資やFX、投資信託や不動産投資等を用いて、不労取得により多くの収入を得ています。こうした投資は、経営者や医者等の成功者は基本的には行っており、お金を使ってさらなる収入を得ているのです。

3.業界、職種別の平均年収、生涯賃金ランキング

上記のように一般的なイメージではなく、実際のデータを見て深堀することで、実際にお金持ちになるためにはどのような職業を選択するべきかが見えてきます。上記データから分かる通り、オーナー社長や開業医、投資家になることができればお金持ちになれる可能性は高いのですが、いきなりこれらの職業に就けるわけではないですよね。ということで、ここからはサラリーマンとしてどのような業界や職種がお金持ちになりやすいかというのを、転職サイトDODAの2014年の調査データによりまとめてみました。参考にしてみてください。

参考:平均年収/生涯賃金(100職種別) 2014年版 |転職ならDODA(デューダ)

3−1.業界別の平均年収、生涯賃金ランキング

まずは業界別の平均年収、生涯賃金ランキングを見ていきましょう。

 図1:業界別の平均年収ランキング(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

 業界別 平均年収ランキング

平均年収で見ると、1位は「医薬品メーカー」で680万円。2位は「投信/投資顧問」で676万円。3位は「家電/AV機器メーカー」で581万円。4位は「電子/電気部品/半導体メーカー」で573万円。5位は「医療機器/医療関連メーカー」で571万円。6位は「証券会社」で565万円。7位は「信託銀行」で563万円。8位は「コンサルティングファーム/シンクタンク」で558万円。9位は「コンピューター/OA機器メーカー」で539万円。10位は「通信/ネットワーク機器メーカー」で534万円という結果でした。

 図2:業界別の生涯賃金ランキング(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。) 

業界別 生涯賃金ランキング

生涯賃金で見ると、1位は「投資/投資顧問」で3億68万円。2位は「医薬品メーカー」で2億9631万円。3位は「証券会社」で2億9230万円。4位は「信託銀行」で2億6373万円。5位は「リース」で2億5021万円。6位は「医療機器/医療関連メーカー」で2億4950万円。7位は「ゲーム/アミューズメント機器メーカー」で2億4434万円。8位は「コンピューター/OA機器メーカー」で2億4020万円。9位は「都市銀行」で2億4003万円。10位は「家電/AV機器メーカー」で2億3750万円という結果でした。平均年収順位に比べ、生涯賃金ランキングが高い業界というのは、年齢や実力によって賃金の高低差ができやすい業界と言えるでしょう(「リース」、「ゲーム/アミューズメント機器メーカー」など)。逆に平均年収順位に比べ、生涯賃金ランキングが低い業界というのは、年齢や実力によって賃金の高低差ができにくい業界と言えるでしょう。

3−2.職種別の平均年収、生涯賃金ランキング

次に職種別の平均年収、生涯賃金ランキングを見ていきましょう。

 図3:職種別の平均年収ランキング(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。) 

職種別 平均年収ランキング

平均年収で見ると、1位は「投資銀行業務」で935万円。2位は「運用(ファンドマネージャー/ディーラー/アナリスト)で709万円。3位は「MR」で703万円。4位は「経営企画/事業企画」で680万円。5位は「セールスエンジニア/FAE」で640万円。6位は「ITコンサルタント」で633万円。7位は「プロジェクトマネージャー」で619万円。8位は「プロセスエンジニア」で606万円。9位は「コンサルタント」で602万円。10位は「先行開発/システム設計」で593万円という結果でした。

 図4:職種別の生涯賃金ランキング(※クリックすると拡大画像が閲覧できます。)

 職種別 生涯賃金ランキング

生涯賃金で見ると、1位は「投資銀行業務」で4億2692万円。2位は「MR」で3億1177万円。3位は「営業-証券」で2億91341万円。4位は「運用(ファンドマネージャー/ディーラー/アナリスト)で2億9134万円。5位は「ITコンサルタント」で2億6358万円。6位は「経営企画/事業企画」で2億6310万円。7位は「マーケティング」で2億5222万円。8位は「臨床開発/治験」で2億5043万円。9位は「セールスエンジニア/FAE」で2億4681万円。10位は「バックオフィス/ミドルオフィス」で2億4618万円という結果でした。平均年収順位に比べ、生涯賃金ランキングが高い職種というのは、年齢や実力によって賃金の高低差ができやすい業界と言えるでしょう(「営業-証券」、「臨床開発/治験」など)。逆に平均年収順位に比べ、生涯賃金ランキングが低い職種というのは、年齢や実力によって賃金の高低差ができにくい業界と言えるでしょう。

4.まとめ

今回は、お金持ちの職業についていろいろ調べて、まとめてみました。調べてみて分かったことは、一般の人が本当のお金持ちになるためには「起業してオーナー社長になる」または「個人投資家になってお金に働いてもらう」というのが最終的には有効な職業だということです。ただし、すぐにオーナー社長や個人投資家になるのは難しいので、将来の起業や投資のことを考慮して、サラリーマンとしてコツコツと資金と実力を身につけると良いでしょう。サラリーマンとしてどのような業界や職種で働くとどの程度の収入が得られるかは上記の業界別、職種別の平均年収、生涯賃金ランキングを参考にしていただければと思います。

ちなみに、前述の「日本のお金持ち研究」を行っている京都大学経済研究所の橘木教授が行ったアンケート調査によると、お金持ちになった人とは、他人が思いもつかない発明や発見をした人ではなく、30年間同じことをただ勤勉にやり続けただけという人が多いようです。さらに、そのアンケート調査において、お金持ちになれた理由について「才能に恵まれていたから」と答えた人はほとんどいなかったようで、「大事なのは信念」と答えた人がほとんどだったようです。

自分がどのような職業に就くか、それはもちろんお金だけの話ではありませんが、このお金の話も含め、世の中のイメージに流されることなく、自分で調べた情報をもとに、みなさんが「信念」を持って、職業を選択していくことを強く願います。

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