ブラックカードとは?豪華特典や歴史、取得方法を徹底調査!

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社会人の多くが1枚は持っているであろうクレジットカード。現金がなくてもクレジットカードがあれば、その場で商品を買えてしまうので非常に便利ですよね。ちなみにクレジットカードの「クレジット」とは「後払い」を意味します。クレジットカードで何か商品を買った場合、クレジットカード会社がその場で支払いを肩代わりしてくれます。そして、後で我々はクレジットカード会社に「後払い」という形でその分のお金を払えばいいのです。

この後払いを実現するには、「信用」が非常に重要になります。信用がないといくら「後で払う」と言われたって誰も信じませんよね。なので、クレジットカードを発行するには、事前に審査があり、しっかりと安定した収入がある人にしかクレジットカードは発行されません。

クレジットカード会社にとって、この「信用」が極めて厚く、高価な買い物にクレジットカードを利用してくれるお金持ちは、特に大事なお客様です。そのような上顧客にもっとカードを使ってもらえるように、様々な特典をつけて、サポートを手厚くした最上位ステータスのカードが存在します。その名も通称「ブラックカード」。今回はそのブラックカードについて、いろいろ調べてみましたのでご紹介したいと思います。

目次

1.ブラックカードとは?

  • 1−1.ブラックカードは4グレードの最上位に位置するカード
  • 1−2.ブラックカードの所持者は国内5,000人!?
  • 1−3.ブラックカードの年会費は高い!?

2.ブラックカードの歴史

  • 2−1.ブラックカードの生みの親はアメリカン・エキスプレス社
  • 2−2.ブラックカードの誕生の裏で展開される模倣合戦
  • 2−3.本当の大金持ちはブラックカードを持たなくなった

3.ブラックカードの種類のまとめ

  • 3−1.アメリカン・エキスプレス センチュリオンカード
  • 3−2.ダイナースクラブ プレミアムカード
  • 3−3.SBIワールドカード
  • 3−4.スルガ VISA Infinite(インフィニット)カード
  • 3−5.JCB THE CLASS(ザ・クラス)(一部サービスの制限からプラチナカードと分類される)
  • 3−6.番外編

4.ブラックカードの特典

  • 4−1.専用のコンシェルジュサービス
  • 4−2.高級レストランの食事代が1名分無料に
  • 4−3.航空券、ホテル部屋の自動アップグレード
  • 4−4.ジェット機のチャーター
  • 4−5.世界600箇所以上の空港ラウンジを無料で利用できる
  • 4−6.VIP限定のファッションショーやイベントにご招待
  • 4−7.24時間年中無休のドクターコール
  • 4−8.傷害保険等各種保険が多くついている
  • 4−9.カードショッピングしたものの補償保険
  • 4−10.その他各ブラックカードのみの特典

5.ブラックカードの入手・取得方法

  • 5−1.アメリカン・エキスプレス センチュリオンカードの入手・取得方法
  • 5−2.ダイナースクラブ プレミアムカードの入手・取得方法
  • 5−3.SBIワールドカードの入手・取得方法
  • 5−4.スルガ VISA Infiniteカードの入手・取得方法
  • 5−5.JCBザ・クラスの入手・取得方法

6.ブラックカードの上のカードは存在するのか?

7. まとめ

1.ブラックカードとは?

「ブラックカード」という言葉は聞いたことあるけど、実物をみたことはないという人が大半だと思います。では、そもそもブラックカードとは何なのでしょうか?

1−1.ブラックカードは4グレードの最上位に位置するカード

ブラックカードとは、クレジットカードの最上位グレードに位置付けられるカードの通称で、最上位カードの券面の色が黒(ブラック)である場合が多いためにこのように呼ばれています。

クレジットカードのグレードは大きく分けると4つのグレードに分かれており「ノーマルカード」、「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」の順にグレードが高くなっています。この中でも「ゴールドカード」以上を「ステータスカード」と呼び、特定の条件を満たした一部の人しか持つことができないとされています。(現在ではゴールドカードは比較的一般的にも普及していますが、ひと昔前までは、ゴールドカードを取得することが一つのステータスになっていました。)

図1:クレッジットカードの4つのグレード

クレジットカードのグレード

1−2.ブラックカードの所持者は国内5,000人!?

アメリカン・エキスプレス(以下アメックス)のブラックカード所持者は国内では約5,000人という噂があります。日本の人口に占める割合で表すと約0.005%程度になります。

楽天リサーチが行ったクレジットカードの調査で、「現在メインで利用しているクレジットカードのタイプ」について調査したところ「一般のクレジットカード」が86.7%、ゴールドカードが12.3%、プラチナ・ブラックカードなどの最上級カードが0.4%という結果になりました。1000人に4人がプラチナもしくはブラックカードを所持しているということになります。ブラックカードだけに絞るとさらに少なくなるでしょう。

1−3.ブラックカードの年会費は高い!?

アメリカン・エキスプレス センチュリオンカードは35万円(税別)、ダイナースクラブ プレミアムカードは13万円(税別)と年会費も他ステータスカードに比べて非常に高い設定になっています。ただし、その分様々な特典がついています。特典の詳細については、この記事の後半でご紹介します。

2.ブラックカードの歴史

このブラックカードですが、どのクレジットカード会社が最初に出したのでしょう。ここからはブラックカードの歴史についてご紹介します。

2−1.ブラックカードの生みの親はアメリカン・エキスプレス社

そもそもブラックカードを最初に発行したのはアメリカン・エキスプレス社です。アメリカ合衆国では1999年から、日本では2002年から発行を開始し、その後他社もこれを追いかける形でプラチナカードより上位に位置するクレジットカードとして発行するようになりました。

2−2.ブラックカードの誕生の裏で展開される模倣合戦

アメリカン・エキスプレス社は1966年に一定以上の属性を持つ富裕層を対象として「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を発行しました。しかし、このゴールドカードが先進諸国市場で大きな成功をあげたことで、同様のコンセプトや名称を模倣する競合他社が相次いだことにより、ゴールドカードの持つステータスは低下していきました。そこで、アメリカン・エキスプレス社は、さらに上位のステータスを持つカードとして「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」を1984年に発行しました。しかし、このプラチナカードについてもゴールドカード同様に競合他社に模倣され、ついに1999年にさらに上位の「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」を発行しました。このようにブラックカード誕生の裏では、アメリカン・エキスプレス社と競合他社との模倣合戦が繰り広げられていたのです。

2−3.本当の大金持ちはブラックカードを持たなくなった

ブラックカード誕生までのクレジットカード会社のステータスカードの大量発行により、一部の富裕層のみではなく、一般の人たちにもこれらステータスカードの存在が明らかになり、興味を持つようになりました。その流れの中で、本当の大金持ちにとって、ステータスカードやブラックカードはほぼ必要のない存在になりつつあります。むしろ、不用意にブラックカードを誰かに見せようものなら、お金を持っているということを知られてしまい、狙われる可能性すらあります。そこそこのお金持ちであれば、ブラックカードを持つメリットは大いにあると思いますが、本当のお金持ちであれば、ブラックカードを持たずとも様々な場所で優遇されますし、個人的なコンシェルジュを雇うこともできます。本当のお金持ちにとっては、わざわざブラックカードを持つ利点が少なくなっているのです。実際に、世界の長者番付TOP10にランクインするビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏もブラックカードは持っておらず、通常の緑色のアメックスカードを使用しているようです。(以前書いた記事「倹約とは?お金持ちに学ぶ、お金が貯まる7つの倹約の心得」でビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏の所持カードについて書いています。)

3.ブラックカードの種類のまとめ

現在、日本で発行されているブラックカードは下記の5種類です(2015年6月時点 ※一部のプラチナグレード扱いのカードや特殊なカードは除く)。ここでは、それらについて簡単にご紹介しましょう。

  1. アメリカン・エキスプレス センチュリオンカード
  2. ダイナースクラブ プレミアムカード
  3. SBIワールドカード
  4. スルガ VISA Infinite(インフィニット)カード
  5. JCB THE CLASS(ザ・クラス)

3−1.アメリカン・エキスプレス センチュリオンカード

ブラックカードの中のブラックカード。年会費が他のブラックカードに比べとても高いですが、その分特典やサポートも手厚く、ブラックカードの中でも最もグレードの高いブラックカードと言えるでしょう。通常のプラスチック製のカードの他にチタン製のカードも存在し、現在では日本でしかチタン製のカードは発行されていないようです(2015年現在)。発行枚数は約5000枚程度のようです。

3−2.ダイナースクラブ プレミアムカード

アメリカン・エキスプレス センチュリオンカードと双璧をなすブラックカードです。ただし、最近は発行数も増えてきており、比較的入手しやすいブラックカードとも言えます。発行枚数は、約1万枚のようです。

3−3.SBIワールドカード

ポイント還元率の高いクレジットカードとして知られるSBIカードの最上位グレードのカードが、SBIワールドカードになります。SBIカードはマスターカードのみを採用していて、国内では初のマスターカードの最上位グレード「World MasterCard」の発行になります。マスターカードのブラックカードを国内で手に入れるには、SBIワールドカードか後述のSEVEN HILLS(セブンヒルズ)ワールドカードを入手するしかありません。まだまだ所持している人が少なく、ネットにも情報が少ない幻のクレジットカードと呼ばれているようです。ちなみにカードの表面には天然ダイヤモンドを使い、高級感あふれるカードとなっています。

3−4.スルガ VISA Infinite(インフィニット)カード

VISAカードのブラックカードがこのInfinite(インフィニット)カードになります。国内で唯一VISA Infinite(インフィニット)カードを取り扱っているのが「スルガ銀行」になります。発行枚数は100枚未満(2012年時点)のようです。日本でVISAカードを発行している会社といえば、「三井住友カード」ですが、三井住友カードはブラックカードを取り扱っていないため、三井住友プラチナカードでいくら実績を積んでも、ブラックカードのインビテーションは届きません。(ただし、もう少しで三井住友VISAのブラックカードが発行されるのではないか?という噂も出始めています。)

3−5.JCB THE CLASS(ザ・クラス)

国産クレジットカード会社、JCBカードの最上位グレードカードがJCB THE CLASS(ザ・グラス)になります。実質的にはJCBゴールドカードの上のグレードのカードであるためにプラチナカードに分類されることがありますが、JCBの最上位グレードのカードということでご紹介しています。ゴールドカードの上ということで、おそらく発行枚数はブラックカードの中でも多いと考えられます。

3−6.番外編

この他にも、百貨店の上顧客のみに招待状が届く、「百貨店外商向けブラックカード」やポルシェのオーナーしか保有ができない「ポルシェカード」等、特殊なブラックカードも存在します。あのポイント還元率が高いと評判な「楽天カード」にもブラックカードが存在するようですが、コンシェルジュサービス等がついてもらず、プラチナカードレベルということで、今回はブラックカードには含んでいません。

また、ネットでは、SEVEN HILLS(セブンヒルズ)ワールドカードというブラックカードが存在するという記事がちらほらありますが、発行していたイー・マーケティング株式会社が現在存在しないようですし(2009年に社長が脱税等で逮捕)、情報が乏しいためここでは紹介しないことにしました。

4.ブラックカードの特典

ブラックカードには非常に手厚い多くの特典がついています。各々のブラックカードによってサービスの質は違うにしても、ブラックカードを所持できる人は各カード会社の超上顧客だということを考えれば、特典が手厚くなるのは当然のことでしょう。ブラックカードの中でも最高峰グレードのアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの特典・サービス案内の冊子は100ページ以上にもなるようです。しっかり熟読しないと使いこなせないかもしれませんね。そんなブラックカードの特典について代表的なものを下記にご紹介します。

  • 専用コンシェルジュサービス
  • 高級レストランの食事代が1名分無料に
  • 航空券、ホテル部屋の自動アップグレード
  • ジェット機のチャーター
  • 世界600箇所以上の空港ラウンジを無料で利用できる
  • VIP限定のファッションショーやイベントにご招待
  • 24時間年中無休のドクターコール
  • カードショッピングしたものの保障・保険
  • 傷害保険等各種保険が多くついている
  • 会員限定の貸切イベント等に招待される
  • その他各ブラックカードのみの特典

などなど

それでは、各々紹介していきましょう。

4−1.専用のコンシェルジュサービス

ブラックカードで最も魅力的な特典の一つとして挙げられるのが、この「専用のコンシェルジュサービス」になります。24時間対応の秘書を雇ったような感覚になれます。コンシェルジュは基本的にクレジットカード払いができるものであれば、何でも対応してくれるようです。例えば、ブラックカード所持者は下記のようなことをコンシェルジュに頼んでいるようです。下記のように自分で対応すると数時間かかる作業を頼むことができるので、とても助かる特典ですね。ただし、どんな値段層のお店に対しても「当社の大切なお客様が利用しますので、対応を宜しくお願いします」と非常に丁寧に対応してしますため、来店すると予想以上に気を遣われるようです。

  • ネットで空いているホテルが見つからない場合、一件一件電話をして探してくれる。
  • 銀座にある有名寿司店を自分で予約するのは大変だから、代わりに予約してもらう。
  • 今度、北海道に行くので、食べログの点数が高いレストランを予約しておいてもらう。
  • ○○のコンサートライブの予約開始日に代わりに予約してほしい
  • ○○駅前の和民を19時に5人で予約しておいてほしい

 などなど

4−2.高級レストランの食事代が1名分無料に

こんな特典もあるんですね。一部のブラックカードには、なんと高級レストランの食事代(コース料金)が1名分無料になるという特典があります(2名以上の利用が必須)。例えば一人2万円のコースを頼んだ場合は、合計4万円になりますが、ブラックカード所持者であれば、半額の2万円で済んでしまうのです。ただし、コース料金外のお酒代等は別になります。

4−3.航空券、ホテル部屋の自動アップグレード

飛行機のファーストクラスやホテルのスイートルームに空きがあった場合に、無料でアップグレードしてもらえることが、時々あるようです。ただ、これはあくまでも当たり前ですが、空きがあるときのみようです。

4−4.ジェット機のチャーター

一部のブラックカードやプラチナカードでは、ジェット機チャーターサービスなるものが特典として付いているようです。ジェット機をチャーターできるとなるとフライトプランも自由自在ですし、飛行機内にはミーティングルームや個室も用意されていて、料理も指定のメニューを食べることができるらしいです。さらに専用航空機ということは、専属の係員が案内するので、チェックインで並ぶこともセキュリティで並ぶこともないです。ただし、問題なのは金額。どのくらいの金額がかかるのかは未知ですね。

4−5.世界600箇所以上の空港ラウンジを無料で利用できる

世界600箇所以上の空港にあるVIPラウンジを無料で利用することができる「プライオリティ・パス」を利用することができます。「プライオリティ・パス」で利用できるVIPラウンジは、ゴールドカードで利用できるラウンジよりも、高級で、飲食等のサービスも充実しています。

4−6.VIP限定のファッションショーやイベントにご招待

プラチナカードやブラックカード所持者限定のイベントに招待されるのもステータスカードの魅力的な特典の一つです。例えば下記のようなイベントに招待されます。

  • ・紅葉シーズンに会員限定で○○寺を貸し切り、鑑賞イベント
  • ・展示会開催前日に、会員限定の鑑賞イベント
  • ・花火大会の日に、会員限定の特別シート確保
  • ・有名ブランドの新作発表会、ファッションショー

 などなど

4−7.24時間年中無休のドクターコール

急病やケガ、健康面での不安について、医師や看護師、保健師などの専門スタッフが24時間電話相談にのってくれるサービスが特典としてついています。また医学会の各専門分野を代表する優秀な医者たちが、総合相談医として健康状態をきめ細かくカウンセリングしてくれるセカンドオピニオンサービスや、実際に必要があれば、優秀な専門医を紹介もしてくれたりするサービスもあります。

4−8.傷害保険等各種保険が多くついている

ブラックカードを所持しているだけで、とんでもない金額の保険に自動加入している状態になります。例えば、飛行機事故で死亡してしまったときに遺族には最高1億円の保険金が支払われます。また、海外旅行中に持病ではない病気や事故死等でも最高1億円の保険金がおります。

4−9.カードショッピングしたものの補償保険

カードを使って購入した商品が一定の期間中に破損、盗難等にあった場合、一定の自己負担学を払うことで、補償されるという「ショッピングプロテクション」という保険もついてきます。一般のカードにも多少なりとも付いているのですが、ブラックカードになると自己負担額1万円で限度額1000万円程度まで補償してくれるようです。

4−10.その他各ブラックカードのみの特典

JCB THE CLASS(ザ・クラス)保有者は、ディスニーランドの中にある会員制のレストラン「クラブ33」に年に一度だけ入ることができます。通常であれば、「クラブ33」には既に会員になっている人の紹介がないと入れないのですが、JCB THE CLASSを所持していれば紹介なしで入ることができます。他にもディズニーランドやホテルミラコスタ内に存在する専用ラウンジを事前予約しておけば使えるようです。また2015年4月より京都駅ビル内にもJCB THE CLASS(ザ・クラス)所持者であれば無料で利用できるラウンジがオープンしたようです。

ダイナースプレミアムカード保有者は、銀座にある専用ラウンジを利用することができます。場所は銀座のアルマーニビルの上で、フリードリンクで、一人につき500〜1000円相当のブルガリのチョコレートが無料で提供されているようです。この特典は、銀座をよく利用する人のための「銀座ダイナースクラブカード」でも利用できるようです。銀座アルマニービルのラウンジの詳細

スルガ VISA Infiniteカード所有者は、銀行発行カード特有の優待サービスを受けることができるようです。例えば、「普通預金の店頭金利から0.1%上乗せ」や「投資信託手数料半額」などがあるようです。

5.ブラックカードの入手・取得方法

ブラックカードは基本的には自分で申し込むことができません。大半が、カード会社からの招待状(インビテーション)が届く形となっています。そのインビテーションをもらうためには、一つランクが下のカードを取得し、高額の実績を安定的に積んで、信用を積み上げていくことが重要です。信用をアピールするためには、収入が長期的に安定していて、現金・有価証券・不動産等のアセットがあって、過去の利用実績が良好(他社も含め)ということは絶対条件でしょう。下記に各ブラックカードの入手方法についてて調査し、簡単にまとめたのでご紹介します。

5−1.アメリカン・エキスプレス センチュリオンカードの入手・取得方法

プラチナカードを所持している会員で、利用実績および利用店舗、職業、資産額(年収)などで特定の条件を満たした会員が取得することができます。年収や資産額、職業だけではなく利用店舗も見られるというところがポイントです。また、年間決済額が最低でも1800万円以上の決済が必要など、決済額についても基準があるようです。ちなみに米国では、2005年より年間25万ドル以上の決済がないと招待されなくなったようです(Forbes.comのニュースで伝えられていたようです)。現在、会員に欠員がでない限り発行されないという噂もあります。

<アメリカン・エキスプレス センチュリオンカード取得体験談>

5−2.ダイナースクラブ プレミアムカードの入手・取得方法

社会的地位が高く、支払い実績がある人で、アメリカン・エキスプレス センチュリオン・カードとは異なり、堅実な生活を送っている方を対象としている可能性があるようです。決算総額については、取得した人たちの体験談を見るとそこまで高くない印象で、年間100万円程度でもインビテーションが届いているようです。また、シティゴールド プレミアムカードを持っていて、シティバンクの月間平均総取引残高が5,000万円以上の方には招待状が届くようです。最近は年収400万円くらいの会社員にもインビテーションが届くようになっているようで、かなりハードルは低めのブラックカードになってきているかもしれません。

<ダイナースクラブ プレミアムカード取得体験談>

5−3.SBIワールドカードの入手・取得方法

ある特定の条件をクリアした人だけにインビテーションがきます。(詳しい情報現時点では見つからず。詳細調査中)

5−4.スルガ VISA Infiniteカードの入手・取得方法

発行しているのがスルガ銀行ですから、スルガ銀行のVIP客であればインビテーションがくるようです。巷ではスルガ銀行の大口顧客向けのカードとして紹介されています。

<スルガ VISA Infiniteカード取得体験談>

5−5.JCBザ・クラスの入手・取得方法

現在は明確な取得方法が明かされていませんが、以前公式サイトに開示されていた内容は以下になります。ただしゴールドカードを5年以上使い続け、年間利用実績が60万円〜150万円程度でOKという噂もあるため、比較的ブラックカードの中では取得しやすいカードといえるでしょう。

  • 年齢40歳以上(年収と会社の規模により、30代でも保有可)
  • 自家保有
  • 年収1,500万円以上
  • 資本金5,000万円以上の企業に10年以上継続勤務の役員・管理職(自営業は、営業年数10年以上の経営者)

<JCBザ・クラス取得体験談>

6.ブラックカードの上のカードは存在するのか?

ブラックカードが最高グレードのステータスカードという話をしてきましたが、実はブラックカードよりも上のグレードのカードが存在するという噂があります。JPモルガンの「パラジウムカード」というカードです。噂ではJPモルガンのプライベートバンキング部門の顧客で、3000万ドル以上の資産を持つ人を対象としたパラジウム製のクレジットカードを発行しているようなのです。カードそのものに約1000ドルの価値があるそうです。

7. まとめ

ブラックカードについていろいろまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?このように調査して客観的に見てみると、ブラックカードは各々のクレジットカード会社の上顧客であるお金持ちに、さらにお金を(クレジットカードを)使うようにするための単なる営業ツールなのかもしれないと思えてきました。一般庶民は、そもそもカードをそこまで使いませんから、このようなカードを所持しても年会費がかかるだけで使いこなせません。得をしません。ただ、調べている中で「ブラックカードをなんとかして手に入れたい」という書き込みや相談を何度となく見つけたことを考えると、やはり人間っていうのはステータスとかを求めてしまうものなのですね。とはいえ、いつかこのブラックカードの招待状(インビテーション)が届くようなお金持ちになりたいのは誰もが思うことだと思います。こんなブラックカードが持てる人になれるように倹約をして、節税をして、収入を増やして、着実に資産を築いていきましょう。

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