お金持ちに共通する習慣の中に「早起き」があります。お金持ちの大半は、朝早く起きて朝の時間を大切に過ごしています。CNBCのレポーターであるJulia Boorstin氏は毎年多くのCEOにインタビューをしていますが、早起きの習慣がないと答えたCEOは今まで一人、二人ぐらいだったと言っています。
今回の記事では、そんなお金持ちの朝の過ごし方を調査し、まとめてみました。お金持ちは、なぜ早起きをするのか?早起きして、何をしているのか?そして、お金持ちの朝の過ごし方に共通点はあるのか?これらを調査し、まとめることで、お金持ちになるヒントを探りたいと思います。
この記事を読んで、お金持ちの朝の習慣を知り、自らのその習慣を真似て実行することで、きっとお金持ちになるための気づきを多く得るでしょう。この記事がそんな皆さんのお役に立てれば幸いです。
目次
- 1−1.朝型の人は夜型の人に比べて、年収が高く、貯金も多い
- 1−2.世界の主要企業のCEOは早起きが多い
- 1−3.お金持ちの人たちが必ずしも早起きを薦めてこない理由
- 2−1.早朝は自分の時間が取れる
- 2−2.早朝は頭が最も冴えている
- 2−3.早起きすると心と時間に余裕が生まれる
- 2−4.早起きすると先手を打つことができる。
- 2−5.早朝はストレス耐性が高い。前向きになれ、良いアイデアも生まれる
- 3−1.樫尾隆司(カシオ コミュニケーションブレインズ代表取締役)
- 3−2.岩瀬大輔(ライフネット生命保険 代表取締役副社長)
- 3−3.楠本修二郎(カフェ・カンパニー代表取締役社長)
- 3−4.増岡厳(日本テクト 代表取締役社長)
- 3−5.西島篤師(西島 代表取締役)
- 3−6.宗次徳二(壱番屋 特別顧問)
- 3−7.デイビット・クシュ(ヴァージン・アメリカ CEO)
- 3−8.岩上潤一(ネットアップ社長)
- 3−9.樋口武男(大和ハウス工業会長)
- 3−10.谷田千里(タニタ社長)
- 3−11.梅野正人(UPSジャパン社長)
- 3−12.澤田道隆(花王社長)
- 3−13.原田泳幸(ベネッセホールディングス会長兼社長)
- 3−14.玉塚元一(ローソン社長)
- 3−15.三木泰雄(ヴイエムウェア社長)
- 3−16.浦上博史(ハウス食品グループ社長)
- 3−17.山本忠人(富士ゼロックス社長)
- 3−18.安渕聖司(GEキャピタル社長)
- 3−19.掘紘一(ドリームインキュベータ会長)
- 3−20.スティーブ・ジョブス(元アップルCEO)
- 3−21.ティム・クック(アップルCEO)
- 3−22.ハワード・ショルツ(スターバックスCEO)
- 3−23.リチャード・ブラソン(ヴァージン・グループ創設者)
- 3−24.マーガレット・サッチャー(イギリス初の女性首相)
- 3−25.フランク・ロイド・ライト(建築家 近代建築の三大巨匠)
- 3−26.ロバート・アイガー(ウォルト・ディズニーCEO)
- 3−27.ジェフリー・イメルト(ゼネラル・エレクトリック CEO)
- 3−28.ハメス・シトーリン(コンサルタント)
- 3−29.ジャック・ドーシー(Twitter創業者)
- 3−30.ミシェル・オバマ(米国オバマ大統領夫人)
- 3−31.アナ・ウィンター(米VOGUE誌の編集長)
- 3−32.マーク・パーカー(ナイキCEO)
- 3−33.ティム・アームストロング(AOL会長兼CEO)
- 3−34.グウィネス・パルトロー(ハリウッド女優)
- 3−35.ロバート・R・ルートン(マスターカード・ワールドワイド日本地区社長)
- 3−36.織田信長(武将・戦国大名)
- 4−1.お金持ちの朝の習慣1:1日の計画を立てる(スケジュール管理)
- 4−2.お金持ちの朝の習慣2:瞑想する
- 4−3.お金持ちの朝の習慣3:自問自答する
- 4−4.お金持ちの朝の習慣4:運動する
- 4−5.お金持ちの朝の習慣5:読書・勉強する
- 4−6.お金持ちの朝の習慣6:人に会う
- 4−7.お金持ちの朝の習慣7:メールを送る
- 4−8.お金持ちの朝の習慣8:情報収集する
- 4−9.お金持ちの朝の習慣9:大変な仕事を片付ける
- 4−10.お金持ちの朝の習慣10:健康的な朝食を摂る
1.お金持ちは本当に朝早起き?
皆さんの中には、「最近この手の話をよく聞くけど、本当にお金持ちは早起きなの?」と思われている方もいると思います。ここでは、その裏づけとなるような調査結果や事実をお伝えしたいと思います。
1−1.朝型の人は夜型の人に比べて、年収が高く、貯金も多い
プレジデントONLINEが行った調査によると「朝型」の人のほうが、「夜型」の人に比べ、年収が高く、貯金が多いという調査結果が示されています。年収300万円においては、朝型の人は約3割ですが、年収が1400万円以上においては、朝型の人が約7割を占めています。また貯金額についても100万円未満の人においては、朝型の人が約2割ですが、貯金額5000万円以上の人においては、約4割が朝型となっております。やはり、お金持ちには朝型の人が多いということなのでしょう。
しかし、年齢が高いほど収入・貯金額が大きくなり、早起きという点もこのデータには影響しているのではないか?と思われる方がいるかもしれませんが、その影響を除いても今回の調査では朝型の人の方がお金持ちが多かったとのことです。例えば、40代に限定して比較した場合でも、年収600万円未満では朝型の人が約3割で、年収1000万円~1400万円の層では朝型が約6割となっています。
参考:朝型人間vs夜型人間! 人生の損得比べ:PRESIDENT Online – プレジデント
1−2.世界の主要企業のCEOは早起きが多い
数えていくときりがありませんが、世界の主要企業のCEOは早起きの人が多いです。アップルのCEOティム・クック氏は4時半起き、ディズニーのCEOボブ・アイガー氏は4時半起き、スターバックスのCEOハワード・シュルツは4時半起き、ナイキのCEOマーク・パーカー氏は5時起き、ゼネラルエレクトリックのCEOジェフリー・イメルト氏は5時半起き、、、などなど。後ほど詳細はご紹介しますが、世界の主要企業のCEOは早起きの人が多いのです。
1−3.お金持ちの人たちが必ずしも早起きを薦めてこない理由
お金持ちの人たちは早起きを必ずし薦めてくるわけではありません。逆にお金持ちは、「自分にあったスタイルが良い。夜型なら無理に朝型にする必要はない」というアドバイスをしてくることも多いです。さらに「いやいや朝型ばかりが良いのではないですよ、ある調査によると夜型の人の方がIQが高いそうですよ」など夜型をおすすめする人まで出てきます。それはなぜか?実は、早起きの本当のすばらしさを知った人は、他人に早起きを薦めたくなくなるためです。
いやいや、早起きをやたら勧めてくる人が周りにたくさんいるんだけど、、、という人もいるかと思います。そこで早起きをすすめたくなくなるプロセスについて簡単に説明しましょう。まず早起きを実践し始めた人たちは、早起きのすばらしさをなんとなく実感してきて「なんて早起きはすばらしいんだ」ということを皆に伝えたいと思い、皆に早起きをすすめます。これが、早起きをやたら勧めてくる段階ですね。しかし、早起きを実践し続け、あるときふと早起きの本当のすばらしさに気づいてしまう人がいます。そうすると人に薦めたくなくなります。そして、早起きをしないように薦めてくる人まで出てくるのです。だから、「夜型生活もすばらしい」「早起きも遅起きも関係ない」というような情報も出てきて、一般の人たちは「早起きは本当にいいの?」という疑問を持つようになるのです。そして大半の人は「早起きしなくたって大丈夫」と思い、早起きを断念するのです。中には本当に朝型批判をしたくて情報発信している人もいると思いますが、それらの人の大半は夜型の人で、朝型の生活を経験したことがなく、自己肯定のために情報発信している人が大半です。
この記事を読めば、鋭い人であれば早起きの本当のすばらしさになんとなく気づいてしまうかもしれませんが、早起きを実践している人だけの秘密ということにしておきましょう。知りたい方は早起きを実践し続けてください。
2.お金持ちが朝の時間を大切にする理由
では、お金持ちが朝の時間を大切にする理由はなんなのでしょうか?早起きをするメリットについて、ここではまとめていきたいと思います。
2−1.早朝は自分の時間が取れる
お金持ちの中には日中、多くの人に合ったり多忙なスケジュールをこなしている人も少なくありません。ただし、早朝の時間だけは誰にも邪魔されることなく、自分の時間を過ごすことができます。自分だけの時間はとても貴重です。自分だけの時間の中でも様々なことを「考える時間」というのは非常に貴重な時間です。自分の行動を振り返ったり、今後のやりたいことを考えてみたり、そのような考える時間を確保することで、長期的な目線を持つことができます。そして自分の人生をコントロールできるようになるのです。だからお金持ちはこぞって早起きをして朝の自分だけの貴重な時間を有意義に過ごしているのです。
2−2.早朝は頭が最も冴えている
朝起きた時の頭は非常に冴えています。それは、朝一番の脳は前日の疲労やストレスなどがきれいにクリーニングされた状態にあるからです。1日の中で目や耳を通じて入ってきた情報は、まず脳の「海馬」という部分に蓄積されます。その後、一時的に「短期記憶」として脳に保管されます。そして、次に大脳皮質にある側頭葉の「側頭連合野」へと運び込まれ、夜の睡眠中にきれいに整理整頓されることで、「長期記憶」へと変わります。このように朝の脳の状態は、整理整頓され、新たな情報を受け入れる準備もできているので、とても冴えているのです。
2−3.早起きすると心と時間に余裕が生まれる
日々の生活において、心と時間に余裕があるということは非常に重要です。朝早起きして今日のスケジュールを確認して備えることができれば、精神的に大きな余裕が生まれます。そして、それらのスケジュールに備えておくことで時間のロスも最小限に抑えることもでき、時間にも余裕が生まれます。心に余裕があると、正確な判断ができますし、人に優しくもなれます。また時間に余裕ができると、やりたいことが一つ多くできるかもしれません。時間は誰にとっても平等で、どんなにお金があっても、実力があっても、人脈があっても根本的には増やすことができません。早起きすれば時間に余裕を持たせることが可能なのです。
2−4.早起きすると先手を打つことができる。
朝早起きをすることで、何事においても先手を打つことができます。例えばApple社のティム・クック氏は朝4時半に起きて、部下にEmailで指令を送るそうです。そうすることで、自分のスケジュールに合わせて、自分主体で無理なく部下を動かすことができます。ここでポイントとなるのが、昨晩に指示を出すよりも早朝に指示を出したほうが、先手を取られた感が強いということです。昨晩のほうが時間的には早いから次の日の早朝よりも先手を打っているではないか?と考える人もいるかもしれませんが、よく考えてみてください。部下は昨晩送られてきたメールを朝見るよりも、今日の早朝に送られてきたメールを朝見たときのほうが、スピード感を持って取り組まなくてはいけないと感じます。昨晩遅くにメールした場合は「上司も今起きた頃だろう。まぁもう少し他のことをしてから取り組もう」と余裕を持って考えがちでしょう。しかし早朝にメールした場合は、「上司はすでに4時半に起きて、働き始めている。これはなるはやで対応しておかないと遅れてしまう」と思うわけです。お金持ちは何事にも先手を打って、周りの人たちをリードして、自分の時間を確保・守っているのです。
2−5.早朝はストレス耐性が高い。前向きになれ、良いアイデアも生まれる。
早朝は何事にも前向きになりやすく、良いアイデアや発明の数多くも早朝に誕生しています。その理由はストレスホルモンの分泌に関係があります。
人間は、日々の様々なストレスに対応できるようにストレスホルモンを分泌しています。その主要なものの一つがコルチゾールです。下図は健常な人の1日のコルチゾールの濃度変化を示したもので、これを見るとわかる通り起床後20分が1日の最大値となっていることがわかります。そして時間が経つにつれて徐々に濃度は低下していき、20時以降急激に低下していきます。つまりこれは、起床後20分後が最もストレスにうまく対応でき、夜20時以降はほぼストレス耐性がない状態であるということを示しています。皆さんも、昨晩は考えれば考えるほどマイナス面のイメージが浮かんできてくよくよ悩んでいたことがあっても、寝て起きてみると「なんとかなる!やってみるしかない!」と前向きになれたということがありませんか?このストレスホルモンの分泌がその原因だったのです。
図1:健常な人の1日のコルチゾールの濃度変化
引用:あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法―脳科学の最高権威がはじめて明かす
このストレスホルモンの分泌のリズムは、人間に備わるサーカディアンリズムの一つで(サーカディアンリズムとは、生物に備わる昼と夜を作り出す1日のリズムのこと)、朝寝ている状態から目覚めるのには、すごいストレスがかかるためコルチゾールを多く分泌し、夜寝る前は、スムーズに眠れるようにコルチゾールの分泌を抑えるようになっています。
このサーカディアンリズムに沿って生きることが人間として自然で、最も効率的です。それを知っているお金持ちは、早朝に起きて、朝の早いうちにストレスのかかる仕事や厄介なタスクを終わらせて、充実した1日を過ごしているのです。
3.徹底調査!36人のお金持ちの朝の習慣とは?
ここからは、実際のお金持ちが何時に起きて、どのような朝を過ごしているかについてまとめていきたいと思います。
3−1.樫尾隆司(カシオ コミュニケーションブレインズ代表取締役)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝習慣:黒酢を飲んで目を覚まし、読書と勉強、仕事の準備をするようです。
3−2.岩瀬大輔(ライフネット生命保険 代表取締役副社長)
- 起床時刻:6時
- 起床後の朝習慣:朝起きて、社外の知人等を7:30~8:00頃からホテルでミーティングすることが多い。日中は仕事で多忙なため、朝の時間はビジネスとは直接関係ない知人などと会う時間として有効活用しているようです。ちなみに、朝早起きするために、どんなに忙しくても夜11時~1時には寝て、2次会は行かない。テレビは見ない。という夜の過ごし方をしているようです。
3−3.楠本修二郎(カフェ・カンパニー代表取締役社長)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝習慣:夏はTシャツ短パンで寝て、目覚めるや自宅近くの代々木公園でランニングをしているようです。
3−4.増岡厳(日本テクト 代表取締役社長)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝習慣:起きたら読経。般若心経を読み、煩悩をリセットさせて、心を落ち着かせて1日をスタートさせているようです。
3−5.西島篤師(西島 代表取締役)
- 起床時刻:3時45分
- 起床後の朝習慣:4時に出社し、夜勤・早出の社員のために食事を用意する。社員と話をしながら食事をともにし、コーヒーを給仕するようです。
3−6.宗次徳二(壱番屋 特別顧問)
- 起床時刻:3時55分
- 起床後の朝習慣:毎朝90分間をかけて名古屋の広小路通りを清掃しているようです。
3−7.デイビット・クシュ(ヴァージン・アメリカ CEO)
- 起床時刻:4時15分
- 起床後の朝習慣:起きたらまず、仕事仲間にメールを送り、その後ジムへ行ったり新聞を読んだりするようです。
3−8.岩上潤一(ネットアップ社長)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝スケジュール:
- 5:30:起床
- 6:00:犬の餌やり、シャワー
- 6:30:朝食、新聞閲覧
- 7:30:最寄り駅に到着
3−9.樋口武男(大和ハウス工業会長)
- 起床時刻:6時
- 起床後の朝スケジュール:
- 6:00:起床、洗顔、服薬、着替え、朝食、新聞閲覧
- 7:15:トイレ
- 7:25:出勤。出社後、足踏み100回、レッグマシーン75回、ラジオ体操
3−10.谷田千里(タニタ社長)
- 起床時刻:6時
- 起床後の朝スケジュール
- 6:00:起床・洗顔
- 6:20:朝食
- 7:00:身支度
- 7:30:会社へ
3−11.梅野正人(UPSジャパン社長)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝スケジュール:
- 5:30:起床、シャワー
- 6:00:朝食
- 6:40:30分間のウォーキング
- 7:30:出勤
3−12.澤田道隆(花王社長)
- 起床時刻:6時
- 起床後の朝スケジュール:
- 6:00:起床
- 6:15:朝食(情報収集)、歯磨き/洗顔/髭剃り、身支度
- 7:00:出勤
3−13.原田泳幸(ベネッセホールディングス会長兼社長)
- 起床時刻:4時
- 起床後の朝スケジュール:
- 4:00:起床、メールチェック
- 5:00:約1時間のランニング(ラジオを聴きながら)
- 6:15:シャワー、身支度
- 7:00:朝食、メールチェック
- 8:00:オフィスに
3−14.玉塚元一(ローソン社長)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝スケジュール:
- 5:30:起床
- 5:45:ウォーキング
- 6:30:朝食
- 8:00:出勤
3−15.三木泰雄(ヴイエムウェア社長)
- 起床時刻:6時
- 起床後の朝スケジュール:
- 6:00:起床、テレビチェック
- 6:30:朝食
- 7:10:食後のコーヒー、メールチェック、身支度
- 8:00:出勤
3−16.浦上博史(ハウス食品グループ社長)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝スケジュール:
- 5:00:起床、体重・血圧測定
- 5:15:散歩(約1時間)
- 6:30:シャワー・身支度
- 7:10:朝食
- 8:00:出勤
3−17.山本忠人(富士ゼロックス社長)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝スケジュール:
- 5:30:起床、体重・血圧測定
- 6:00:運動(スクワット100回、ダンベル運動)
- 7:00:朝食準備、朝食(ニュース見ながら)
- 8:00:出勤(余裕があれば散歩)
3−18.安渕聖司(GEキャピタル社長)
- 起床時刻:6時
- 起床後の朝スケジュール:
- 6:00:起床、体重測定、猫2匹の世話、洗顔、メールチェック、新聞閲覧
- 6:30:朝食
- 7:00:軽い運動、着替え
- 7:20:出勤
3−19.掘紘一(ドリームインキュベータ会長)
- 起床時刻:7時半
- 起床後の朝スケジュール:
- 7:30:起床
- 7:40:洗顔、髭を剃りながら新聞2紙に目を通す
- 8:00:水を飲む
- 8:10:パソコンでニュースチェック
- 8:30:身支度を整えて、出勤
3−20.スティーブ・ジョブス(元アップルCEO)
- 起床時刻:6時
- 起床後の朝習慣:子供が目を覚ますまでの一人の時間、毎朝鏡を見て「今日、自分が最後の日だとした場合に、自分が今日やろうとしていることは、本当に自分がしたいことだろうか?」と自問自答しているようです。
3−21.ティム・クック(アップルCEO)
- 起床時刻:4時半
- 起床後の朝習慣:起きてすぐ部下にEmailで指令を送り、5時にはジムに行くそうです。
3−22.ハワード・ショルツ(スターバックスCEO)
- 起床時刻:4時半
- 起床後の朝習慣:起きてまず妻にコーヒーを淹れ、6時前に出社、19時には家に帰るようです。
3−23.リチャード・ブラソン(ヴァージン・グループ創設者)
- 起床時刻:5時45分
- 起床後の朝習慣:自身が所有している島の周りを泳いで、テニスをして、その後朝食を食べるようです。
3−24.マーガレット・サッチャー(イギリス初の女性首相)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝習慣:起きてまず1日の計画を立て、英BCCラジオ番組(Farming Today)を欠かさず聴いていたようです。
3−25.フランク・ロイド・ライト(建築家 近代建築の三大巨匠)
- 起床時刻:4時
3−26.ロバート・アイガー(ウォルト・ディズニーCEO)
- 起床時刻:4時半
- 起床後の朝習慣:自分だけの静かな時間を確保して、運動しながら読書やテレビ、ネットサーフィン、メールチェックをするようです。
3−27.ジェフリー・イメルト(ゼネラル・エレクトリック CEO)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝習慣:新聞を読み、CNBCを観ながら運動するようです。
3−28.ハメス・シトーリン(コンサルタント)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝習慣:まず運動し、スケジュール管理を終えて、家族全員で朝食を食べることを習慣にしているようです。
3−29.ジャック・ドーシー(Twitter創業者)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝習慣:瞑想をして、その後6マイル(約9.6キロ)のジョギングをしあとに出社するようです。
3−30.ミシェル・オバマ(米国オバマ大統領夫人)
- 起床時刻:4時半
- 起床後の朝習慣:子供が起きる前に運動(トレッドミル、バーベル、縄跳び、キックボクシング)をするようです。
3−31.アナ・ウィンター(米VOGUE誌の編集長)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝習慣:5時45分から1時間ほどテニスをするようです。その後にヘアスタイリストを読んで、ボブヘアにセットしてもらっているようです。
3−32.マーク・パーカー(ナイキCEO)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝習慣:1時間みっちり運動するようです。
3−33.ティム・アームストロング(AOL会長兼CEO)
- 起床時刻:5時
- 起床後の朝習慣:読書をして運動をする。その後に仕事に関するメールの対応を行う。
3−34.グウィネス・パルトロー(ハリウッド女優)
- 起床時刻:4時半
- 起床後の朝習慣:朝起きてヨガをするようです。
3−35.ロバート・R・ルートン(マスターカード・ワールドワイド日本地区社長)
- 起床時刻:5時半
- 起床後の朝スケジュール:
- 5:30:起床、メールチェック
- 6:30:朝食、新聞閲覧
- 7:30:出社
3−36.織田信長(武将・戦国大名)
- 起床時刻:4時起床
- 起床後の朝習慣:片道4kmのコースを馬に乗り往復していたと伝えられています。往路で戦術を練り、復路で決断をしていたようです。
4.お金持ちが実践する朝の10の習慣
お金持ちが実際にどのような朝を過ごしているかからお金持ちが早朝に実践している10の習慣をまとめてみました。
<お金持ちが実践する朝の10の習慣>
- 1日の計画を立てる(スケジュール管理)
- 瞑想する
- 自問自答する
- 運動する
- 読書・勉強する
- 人に会う
- メールを送る
- 情報収集する
- 大変な仕事を片付ける
- 健康的な朝食を摂る
4−1.お金持ちの朝の習慣1:1日の計画を立てる(スケジュール管理)
お金持ちは早朝に1日の計画を立てています。頭が冴えている1日のはじまりに、今日は何をするかを決めてから1日をスタートするのです。やりたいことや、やるべきことはたくさんあります。その中でも重要度が高いことは何なのかを早朝の一人だけの時間にしっかりと見極め、優先度の高いそれらを実行することで充実した1日を送るのです。日中になると、様々な予定外のことが舞い込んできます。事前に1日の計画を立て、各要素の優先順位をつけておくことで、突然舞い込んだ仕事やスケジュールも冷静に見定め、今日行うべきか見極めることができます。お金持ちは自分のスケジュールは自分で決めます。誰にも邪魔されないように1日の始まりである朝に1日の計画をまず立てるのです。
4−2.お金持ちの朝の習慣2:瞑想する
実は、お金持ち・成功者の多くが瞑想を実践しています。名前を挙げるとビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、イチロー、稲盛和夫、ヒラリー・クリントンなど多くのお金持ち・成功者が瞑想を実践していて、様々な効果があることが多くの研究によって証明されています。例えば下記のような効果があることが分かっています。瞑想の具体的なやり方はまた別記事で紹介したいと思います。
<瞑想の効果>
- 生産性向上
- 集中力向上
- ストレス軽減
- 慢性痛の軽減
- 心身のバランスが整う
- 熟睡できるようになる など
お金持ちは、早朝に瞑想することで、今日1日をベストパフォーマンスで過ごせるように気持ちを落ち着かせて、備えているのです。
4−3.お金持ちの朝の習慣3:自問自答する
早朝の時間は自分だけの貴重な時間です。お金持ちはこの時間を意識的に確保し、自分自身と向き合っています。「自分はこれからどうしたいか?」「今の自分に満足しているのか?」「自分が果たすべき使命は何なのか?」自問自答を繰りかえし、自分のコアとなる考え方を固めて、何事にも動ずることのない、自分だけの自分のための充実した人生をおくるためのライフプランを描くのです。日々、自分と向き合い、今までを振り返り、これからの自分を長期的な目線で考えることは、忙しい毎日を送る中ではなかなかできることではありません。ただし、これらの自分自身と向き合うことが人生を充実させるということを知っているお金持ちは、早朝にこのような時間を確保して、日々自問自答をしているのです。
4−4.お金持ちの朝の習慣4:運動する
お金持ちは早朝の時間で習慣的に運動をして、心身のバランスを保っています。実際に厚生労働省が平成22年に実施した調査によると年収が上がるにつれて、運動習慣のある人の割合が増えています。
参考:平成22年国民健康・栄養調査結果の概要 |報道発表資料|厚生労働省
適度な運動は脳の司令塔である「前頭前野」を鍛える効果があり、この前頭前野を鍛えることで、仕事などの集中力や判断力を高める効果が得られます。さらにストレス解消にも効果があります。適度な運動をすることで、脳にα波が発生しリラックス状態に入り、視床下部や脳下垂体からベータドルフィンと呼ばれる快感物質が分泌されることにより、ストレス解消につながるようです。ただし、ベータドルフィンは5分や10分程度の運動では分泌されないようで、30分程度の運動が必要なようです。
お金持ちが早朝に行っている運動の内容はウォーキングやランニング、ヨガをしたりジムで筋トレをしたり様々でですが、大事なポイントは早朝に起きて、定期的に運動を続けているということです。日中であれば様々な仕事やスケジュールが入ってきてしまった時に「また今度、また今度」と定期的な運動することは難しくなりますが、早朝であれば自分の意志さえあれば定期的に行うことができます。
4−5.お金持ちの朝の習慣5:読書・勉強する
お金持ちは、早朝の自分だけの時間に読書や勉強をしている方も多くいます。読書をゆっくり、勉強をたっぷり集中してということは日中はなかなかできません。そして夜になってしまうと1日の疲れも出ているため眠くなってきてしまいます。朝の頭が冴えた状態で読書や勉強をすると、集中力も高まり効率も高まります。そして朝読んだ内容や勉強した内容をその日に活かせたり、行動に移せたりするため非常に有意義なものになります。
4−6.お金持ちの朝の習慣6:人に会う
お金持ちは早朝の時間を大事な人とのミーティングに使っています。お金持ちの知り合いはお金持ちと言いますが、皆さん日中は忙しくなかなかスケジュールを空けることができない人が多いため、朝の時間というのは忙しい人同士、会いやすい時間なのです。お金持ちは、朝の貴重な時間を大事な人との時間に充てて、将来の話や貴重な情報交換をすることで、さらに人生を充実したものにしていくのです。
4−7.お金持ちの朝の習慣7:メールを送る
お金持ちは早朝にメールをチェックしてメールを送る方も多いです。お金持ちは自分のスケジュールを自分で決めて、自分でコントロールすることをとても大事にします。そのためには1日のはじまりに1日のスケジュールを立て、そのスケジュールの通りに周りに動いてもらえるように1日の初めに皆にメールを送るのです。先手を取って、自分の大事な時間はしっかり確保した上で1日をスタートさせるのです。
4−8.お金持ちの朝の習慣8:情報収集する
お金持ちは早朝に情報収集をします。お金持ちは、様々な情報を収集して、今日1日はどのようなことが起きるかを予測し、自らがどう動くかを決めていくのです。また、お金持ちは様々な人に会います。朝に情報収集しておくことで、様々な人との共通の話題も見つけやすく、交流を深めやすくなることをお金持ちは知っているのです。
4−9.お金持ちの朝の習慣9:大変な仕事を片付ける
「2−5」で書いた通り、朝はストレスに強く、前向きな気持ちで何事にも取り組みやすい状態なので、お金持ちは早朝に1日の中で最も大変な仕事を片付けてしまうのです。普通の人は厄介な仕事や大変な仕事を先延ばしにしてしまうことが多いですが、お金持ちはこの事実を知っているため、早起きして朝に最も大変な仕事に取り組み、どんなに忙しい状況下にあっても確実な結果を出すことができるのです。
4−10.お金持ちの朝の習慣10:健康的な朝食を摂る
お金持ちは、毎日欠かさず朝食を摂っています。実際に厚生労働省が平成22年に実施した調査によると年収が上がるにつれて、朝食欠食率は下がるという結果が出ています。しかもお金持ちが摂っている朝食は、ちょっとしたものではなく、しっかりとした朝食を摂っています。洋食であれば、パンにスクランブルエッグ、フルーツにヨーグルトという感じ、和食であればご飯に味噌汁、焼き魚、のり、梅干し、納豆という感じですね。朝、しっかりエネルギー補給して、1日をエネルギッシュに活動するらめにお金持ちは朝早起きして、しっかりと健康的な朝食を毎日食べているのです。
参考:平成22年国民健康・栄養調査結果の概要 |報道発表資料|厚生労働省
5.お金持ちは早起きするために早く寝ている
お金持ちが早起きして早朝に上記のような習慣を実践するために気をつけていることがあります。それは早寝することです。「早朝の時間を有効活用しようって言われても早起きなんかできないよ~」という声をよく聞きますが、早起きできない理由は簡単です。早く寝ていないから早起きできないのです。夜はいつまでもテレビを観ていたり、スマホをいじったり、お酒を飲み続けていないで、明日の朝のために早く寝ましょう。そうすれば自然と早く起きれるようになるはずです。早寝早起きをして朝の貴重な時間を有効活用して人生を充実させましょう。
6.まとめ
ここまでまとめてきた通り、お金持ちは早寝早起きをして、早朝の誰にも邪魔されない自分だけの自由な時間を有効活用して、人生を豊かにしています。時間はお金持ちであれ、普通の人であれ平等に与えられた大切なものです。自分の人生を自分で設計してコントロールするためにも1日の初めは、ゆっくりとゆとりを持って早起きして自分でしっかり管理しましょう。
<参考文献>